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WOWOW『第95回アカデミー賞授賞式』、案内役にジョン・カビラ&宇垣美里

映画

WOWOW『第95回アカデミー賞授賞式』放送で案内役を務めるジョン・カビラ、宇垣美里
WOWOW『第95回アカデミー賞授賞式』放送で案内役を務めるジョン・カビラ、宇垣美里(C)WOWOW

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 2023年3月12日(現地時間)に開催される「第95回アカデミー賞授賞式」が、WOWOWで独占生中継される。番組案内役は、ジョン・カビラと宇垣美里に決定。2人がペアを組むのは、今回で3年目。ノミネーション発表は、2023年1月24日(現地時間)を予定している。

【写真】前回は『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞

 「第95回アカデミー賞授賞式」は、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて、3月12日(現地時間)に開催され、WOWOWでは3月13日(日本時間)に現地の様子を生中継で届ける。当日WOWOWの日本のスタジオでは、ジョン・カビラと宇垣美里が案内役を担当。3年目となるペアで全世界が注目するドラマティックな授賞式をナビゲートする。

 今年の3月に開催された「第94回アカデミー賞授賞式」では、濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』が作品賞、監督賞、国際長編映画賞、脚色賞の4部門にノミネートされ、みごと国際長編映画賞を受賞。『おくりびと』以来13年ぶりの快挙を成し遂げたことが記憶に新しい。

 さらに、『コーダ あいのうた』が作品賞、脚色賞、助演男優賞の3冠を獲得し、配信作品としては史上初めてとなる作品賞を受賞。さらに、ヒロインの父親を演じたトロイ・コッツァーはろう者としては史上2人目となる助演男優賞を受賞(男優としては初)。加えて、『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズが、クィアであることを公表したアフロラティーナ(アフリカとラテンアメリカにルーツを持つ女性)の有色人種として、初めて助演女優賞を受賞するなど、あらゆる面で多様性や時代の変化を感じさせる受賞結果となった。

 この受賞結果のほか、著名アーティストによるパフォーマンスや、ハプニングが起こる場面も。ビヨンセは歌曲賞ノミネート曲「Be Alive」(『ドリームプラン』)を、テニスコートから圧巻のパフォーマンスで披露。ビリー・アイリッシュは歌曲賞を受賞した映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「No Time To Die」を、プロデューサーで兄のフィニアス・オコネルとともに披露し、会場を酔いしれさせた。その一方、長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターとして登壇したコメディアンのクリス・ロックが女優のジェイダ・ピンケット・スミスにジョークを放ち、それを侮辱ととらえたジェイダの夫で俳優のウィル・スミスが壇上に上がり、ロックに平手打ちをするというハプニングが発生し会場は一時騒然となった。

 その後も、『ゴッドファーザー』50周年を記念し、フランシス・フォード・コッポラ監督、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロがプレゼンターとして登場。この“レジェンド”3人を、会場はスタンディングオベーションで迎えた。さらに主演男優賞のプレゼンターとして、映画『パルプ・フィクション』(1994)のユマ・サーマン、ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソンの3人が登場。ユマとトラボルタは劇中の映画史に残るダンスシーンを再現してみせるなど、映画ファンにとって嬉しいサプライズの数々も繰り広げられた。

 また、受賞者やプレゼンターから発せられる、その時代を反映したスピーチも注目を集めた。プレゼンターとして登場した女優のミラ・クニス(ウクライナ出身)は、ロシアによるウクライナ侵攻と思われる“紛争”に言及。世界に対してウクライナ支援を呼び掛け、この侵攻による犠牲者に対して黙祷が捧げられた。また、『タミー・フェイの瞳』で主演女優賞を初受賞したジェシカ・チャステインは、暴力や分断、差別、偏見、そして高い自殺率に言及し、「絶望や孤独を味わっているすべての人へ、誰もが唯一無二であり、無条件に愛される存在であることを知ってほしい」とメッセージ送り、会場から拍手が送られた。

 時代を反映しながら、数々のドラマを生みだす「アカデミー賞授賞式」。来年のアカデミー賞ではどんなドラマが生まれるのか。今回が16回目の出演となる、案内役のジョン・カビラは「今回も多彩な作品が多才なスターとクリエイターで彩る95回目のオスカーです。これまで多数の栄誉に浴したお歴々から初のノミネート、奇跡のカムバックまで、さらに濃密なストーリーのある今回のアカデミー賞。さあ、フルフォーマットのオスカーです。賞の行方、そして、ここでしかみられない演出とパフォーマンスにもご期待ください」とコメント。

 同じく案内役で今回が3回目の出演となる宇垣美里は「映画が現実世界の一歩先を描き、こんな世界にしたいんだ!と皆に訴えかけるものであるとしたら、アカデミー賞はそんなクリエイターたちのあげる声を肯定し、背中を押してくれる場所。疫病や戦争、未だ混沌とする現状を前に、どんな新しく優しく明るい未来を見せてくれるのか、今からワクワクが止まりません」と語っている。

 『生中継!第95回アカデミー賞授賞式』は、2023年3月13日(日本時間)に、WOWOWプライムとWOWOWオンデマンドにて放送・配信。

ジョン・カビラ、宇垣美里のコメント全文は以下の通り。

■ジョン・カビラ

前回はCODA、聾者ファミリーの夢追い物語から、喪失と向き会う密なロードムービーDrive My Carが代表する多様性讃歌のアカデミー賞でした。

今回も多彩な作品が多才なスターとクリエイターで彩る95回目のオスカーです。これまで多数の栄誉に浴したお歴々から初のノミネート、奇跡のカムバックまで、さらに濃密なストーリーのある今回のアカデミー賞。さあ、フルフォーマットのオスカーです。賞の行方、そして、ここでしかみられない演出とパフォーマンスにもご期待ください。まさに、Biggest Night of Hollywood!お楽しみに!

■宇垣美里

今年もまたこの季節がやって来ました!一昨年、昨年に引き続き、また皆さんと世界一の映画の祭典を共に楽しむことができること、とても幸福に感じています。

映画が現実世界の一歩先を描き、こんな世界にしたいんだ!と皆に訴えかけるものであるとしたら、アカデミー賞はそんなクリエイターたちのあげる声を肯定し、背中を押してくれる場所。疫病や戦争、未だ混沌とする現状を前に、どんな新しく優しく明るい未来を見せてくれるのか、今からワクワクが止まりません。

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