ヘンリー王子、王室の主要メンバーに戻る意思なし チャールズ国王は和解を希望か
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英王室を離脱し、メーガン妃と共に米カリフォルニア州で独自の活動を行っているヘンリー王子。1月10日の自叙伝『Spare(原題)』の出版を前に、アメリカCBSテレビのインタビュー番組『60ミニッツ』に出演し、英王室に戻る意思がないことを明かした。
【動画】自叙伝出版を控えるヘンリー王子、インタビュー予告公開
現地時間1月2日に番組がツイッターにて予告動画を公開。アンダーソン・クーパーからフルタイムで公務を行う王室メンバーに戻る意思はあるかと聞かれ、ヘンリー王子は「ノー」とキッパリ否定した。
1月10日(現地時間)に発売される自叙伝『Spare』のプロモーションのために行われたもので、1月8日(現地時間)にCBSと配信サイト Paramount+にて公開されるそう。
また、番組の公式サイトで公開された予告動画では、ヘンリー王子が「プライベートで解決しようと試みてきましたが、その度に僕と妻の情報がリークされ、印象操作が行われました」と訴え、夫妻が問題を公にした理由を告白。
「王室はリークすることで彼らは記者と通じています。記者はストーリーをでっち上げ、王室にコメントを求めたと書きますが、実際は全て王室がリークした情報を基にしたものなのです。この6年間、僕らを守るために声明を出すことはできないと言われ続けましたが、他のメンバーを守るためには声明を発表するのです。ですから、僕らに対する沈黙は裏切りと同じです」と訴え、一家のモットーは、「文句を言うな。説明をするな」だが、実際は違うと非難した。
ヘンリー王子はイギリスでも同様にプロモーションを行い、英ITVのトム・ブラッドリーのインタビューを受けており、こちらも同日に予告動画がITVのインスタグラムで公開された。このインタビューでも、悪役に仕立てられたと王室のメディア戦略を非難し、「欲しいのは家族であり、王室制度ではありません。父と兄を取り戻したい」とコメントしている。
これまでの報道によると、自叙伝『Spare』は、ヘンリー王子を形作ってきた経験や冒険、喪失、人生の教訓を初めて明かすものだそう。衆目の中にあった幼少期や、2度のアフガニスタン派遣、夫となり父となった喜びが綴られるという。
なおTelegraphによると、ヘンリー王子の父であるチャールズ国王は、息子との関係修復を望んでいるという。関係者によると、国王は息子たちに深い愛情を持っており、この数年も常にコミュニケーションが取れるようにオープンに接してきた。ヘンリー王子の見方は間違ったもので、昨年行われたプラチナジュビリーでも数回面会を果たし、父子の関係は時に緊張感のあるものだったが、いつでも王子夫妻を歓迎する用意がある、としているそうだ。
“Can you see a day when you would return as a full-time member of the Royal Family?
— 60 Minutes (@60Minutes) January 2, 2023
See Prince Harry’s revealing interview with @andersoncooper.
60 Minutes Sunday, on @CBS and streaming on @paramountplus. pic.twitter.com/LaRAtQYMkD