伊藤沙莉×竹野内豊で贈る異色エンタメ、『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』海外映画祭正式出品決定
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伊藤沙莉が主演を務め、竹野内豊が共演する映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』が、ホワイト・レイヴン・アワードを受賞した「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」に続き、「第43回ポルト国際映画祭(ファンタスポルト)」のOfficial Competitive Section FANTASY FILMS部門、さらに米ロサンゼルスで開催される「Film Maudit 2.0」のOfficial Selection of the Feature Film Competition部門にも正式出品されることが決定。併せて新規場面写真も公開された。
【写真】自称忍者のMASAYA(竹野内豊)が忍術修行に励む
東洋の魔窟と称される歌舞伎町を舞台に、ブラックユーモアあふれる、過激で少しだけアダルトな本作は、日本アカデミー賞に輝いた『ミッドナイトスワン』(2020年)や『異動辞令は音楽隊!』(2022年)の内田英治監督と、『岬の兄妹』(2019年)や『さがす』(2022年)などの片山慎三監督という、インディーズ界から飛び出たふたりの異才監督がタッグを組み、6つのストーリーを2人で分業、1本の映画として創り上げたコラボレーションスタイルの意欲作。次々と巻き起こる予測不能な出来事、それぞれのストーリーが複雑に絡み合い、やがて1本の線としてつながり、はちゃめちゃな人間模様が描かれる異色の探偵エンタメだ。
新宿ゴールデン街、三番街にある小さなバー「カールモール」のカウンターに立つ女マリコ(伊藤)。日々バーテンとして常連の相手をしているが、実はもう一つの顔を持っていた。それは探偵稼業だ。ある日とある組織から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼を受け、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内)の協力のもと、宇宙人に迫ってゆくのだが…。
主演に伊藤沙莉、その恋人役に竹野内豊。さらに北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里(乃木坂46)、松浦祐也、高野洸らが出演する。主題歌はDa-iCEの「ハイボールブギ」に決まった。
1980年に始まった「ポルト国際映画祭」は、ファンタジーとポルトを合わせた造語“ファンタスポルト”の愛称で親しまれ、「シッチェス・カタロニア国際映画祭」や「ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭」と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の一つに数えられる。ファンタジーやホラー、SFなどのジャンル映画に特化し、過去には『セブン』(1996年)、『キューブ』(1999年)、『パンズ・ラビリンス』(2007年)など名作を輩出。近年では『ゴーストマスター』(2020年)、『樹海村』(2021年)が最優秀作品賞を獲得、『この子は邪悪』(2022年)が審査員スペシャルメンションを獲得した。
また、今年で4年目を迎える「Film Maudit 2.0」は、芸術家ジャン・コクトーのフェスティバル「ル・フィルム・モーディット」にインスパイアされた、ハイブリッド(ライブ&オンライン)な映画祭。
解禁となった新規場面写真3枚は、主人公マリコが探偵の顔を隠して営んでいる新宿ゴールデン街の三番街にある小さなバー「カールモール」のお店のドアを元気に開ける様子。そして竹野内豊が演じる自称忍者のMASAYAが忍術修行をする姿。さらに探偵と忍者の異色のカップル、マリコMASAYAの仲むつまじい姿も。
映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は、初夏全国公開。