世界中の映画祭で喝采を浴びた映画『パリタクシー』、邦題決定&ポスター公開
終活中のマダムの依頼を受けたタクシー運転手が、彼女が人生を過ごしたパリを共に横断する旅を描き、世界中の映画祭で喝采を浴びたフランス映画『Une belle course(原題)』が、邦題を『パリタクシー』として4月7日より公開されることが決定。特報とポスタービジュアルが解禁された。
【動画】崖っぷちタクシードライバーを待ち受ける驚きとは? 『パリタクシー』特報
本作は、崖っぷちのタクシー運転手が、終活に向かうマダムからの依頼でパリを横断するなか、彼女の数奇な運命が説き明かされていく様を笑いあり涙ありで描く感動作。本国フランスで初登場ナンバーワンを記録したほか、第47回トロント国際映画祭スペシャルセレクション部門、第15回アングレーム・フランコフォニー映画祭、第34回パームスプリングス国際映画祭に正式出品された。
パリのタクシー運転手シャルルは、人生最大の危機を迎えていた。金なし、休みなし、免停寸前。このままでは最愛の家族にも会わせる顔がない。そんな彼のもとに偶然、あるマダムをパリの反対側まで送るという依頼が舞い込む。
92歳だというマダムの名はマドレーヌ。終活に向かう彼女はシャルルに「ねぇ、寄り道してくれない?」とお願いをする。彼女が人生を過ごしたパリの街には秘密がいっぱい。寄り道をする度、並外れたマドレーヌの過去が明かされていく。そして単純だったはずのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かす驚愕の旅へと変貌していく…。
シャルルを演じるのは、フランスを代表する人気コメディアンのダニー・ブーン。マドレーヌ役は、最もキャリアの長い国民的シャンソン歌手で、仏最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章を受賞したリーヌ・ルノー。実生活でも親交が深い二人が織りなす真実の絆が、観る者の心を温める。
監督・脚本は、『戦場のアリア』でセザール賞脚本賞にノミネートされたクリスチャン・カリオン。エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、洒落たビストロなど、もう一人の主人公であるパリのエレガントな美しさに浸れる映像も見逃せない。
特報は、“金なし、休み無し、免停寸前”の不愛想なパリのタクシー運転手シャルルが、イライラを爆発させクラクションを鳴らすシーンから始まる。そんな彼に「うるさい!お客はこっちよ!」と声をかけたのは、上品なマダムのマドレーヌ。パリの反対側まで「ちょっと寄り道してくれない?」という思いがけない依頼に、しぶしぶ応じるシャルルだったが、それは彼女の驚きの人生をめぐる「予想外のドライブ」となっていく。最後は「一体何者なんだ」と問いかけるシャルルに、マドレーヌがほほえみかえす場面で幕を閉じる。
ポスタービジュアルは、中央にトリコロールカラーのタイトルを配置し、その周囲にシャルルやマドレーヌの姿、エッフェル塔や凱旋門などパリの優雅な街並みを並べたもの。横には「人生にとんでもないサプライズが乗り込んできた」というコピーが添えられ、ハートウォーミングな物語を予感させるビジュアルとなっている。
映画『パリタクシー』は、4月7日より全国公開。
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