ブルース・ウィリス、前頭側頭型認知症と診断される 家族が公表
昨年3月に失語症のため引退を表明していたブルース・ウィリスだが、その後、難病に指定されている前頭側頭型認知症と診断されたことがわかった。
【写真】娘のルーマー、声明と共に浜辺に立つブルース・ウィリスの写真を公開
現地時間の2月16日に、家族が前頭側頭型認知症協会のウェブサイトで公表したもの。「2022年春にブルースが失語症を患っていると公表して以来、彼の症状は進行し、このほど、より詳しい病名、前頭側頭型認知症であることがわかりました。不運なことに、コミュニケーション能力の低下は、ブルースが直面している症状の一つにすぎません。辛いことですが、診断が下ったことに安堵しました」と記した。
日本神経学会によると、前頭側頭型認知症は、おもに初老期に発症し、前頭葉と側頭葉を中心とする神経細胞の変性・脱落により、行動異常や精神症状、言語障害などを引き起こすものだそう。
この声明で、家族は「ブルースは常々、自分の名声が他者を助け、重要な問題に光を当てることに役立てると信じていました。彼ならきっと、自分の診断を公表することで、この辛い病気が注目され、患う人々が連携を得て、多くの人とその家族に影響を与えることができると思ったことでしょう」と公表した理由を説明。昨年春にブルースの闘病を公表して以来届けられた愛とサポートに感謝すると記した。
元妻のデミ・ムーアや娘のルーマー・ウィリスは、インスタグラムにブルースの写真をアップし、同じ声明を掲載している。