つばきファクトリー6周年記念ライブ 4月卒業・浅倉樹々の希望でバンド編成「夢が叶いました」
ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・つばきファクトリーが、23日、メジャーデビュー6 周年記念ライブを、埼玉・RaiBoC Hallで開催した。
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2017年2月22日にメジャーデビューをしたつばきファクトリー。6周年を迎えた当日22日に、通算10枚目のシングルで4月にグループを卒業する浅倉樹々のラスト参加シングル「間違いじゃない 泣いたりしない/スキップ・スキップ・スキップ/君と僕の絆 feat.KIKI」を発売。オリコンデイリーチャートで3位という順調な滑り出しを見せている新曲の勢いそのまま、つばきファクトリーの新しい魅力が凝縮されたライブが展開された。
今回は “6周年=ロック周年”とかけ、バンドスタイルでのライブを展開。ハロー!プロジェクトとしては珍しいバンド編成でのライブだが、卒業を控える浅倉の「バンド編成で歌いたい」という強い希望から実現。結成時からグループのセンターを務めてきた浅倉の念願のひとつがかなった公演となった。
2枚目のアルバム「2nd STEP」に収録されている「マサユメ」でライブはスタート。白い幕が下りると、ステージの上にはロックスタイルの衣装を着たメンバーが登場し、会場のボルテージは一気に上昇。メンバーがロックスタイルの衣装を着た写真を前日にブログでアップするなど、匂わせ的な告知はしていたものの、サプライズとなった生バンドを引っさげたライブ演出に、ファンからは大きな拍手が巻き起こる。
その後も「可能性のコンチェルト」「アドレナリン・ダメ」といったアップテンポな曲を、生バンドの演奏をバックに披露。清楚で可憐なパフォーマンスに定評あるつばきファクトリーだが、今日ばかりはロックアイドルグループにアップデート。ステージの上で激しいパフォーマンスを展開していく。4曲目となる「ふわり、恋時計」では、春のうららかな陽だまりに漂うようなセツナイミディアムナンバーをキーボードの演奏に合わせて歌い上げ、いつもと少し違う楽曲の表情を魅せていた。
MCで、「私たち、つばきファクトリー、メジャーデビュー“ロック”周年を迎えました!」とあいさつすると、会場からは大きな拍手が。また各メンバーが私のここを見て!というテーマの一言とともに自己紹介。「目力が強めの私」(山岸理子)、「ロックな希空」(新沼希空)、「優雅でエレガントな私に注目」(谷本安美)、「ハンサムな私」(岸本ゆめの)、「ロックな髪さば
き」(浅倉樹々)、「キラキラな私」(小野瑞歩)、「かわいいだけじゃない紗栞」(小野田紗栞)、「カッコいいダンス、カッコいい歌」(秋山眞緒)、「正統ロックな私」(河西結心)、「私のさまざまな歌声に」(八木栞)、「強気でロック」(福田真琳)、「ロックな音楽を楽しみます」(豫風瑠乃)とあいさつし、それぞれの今日のアピールポイントをアピール。
バンドメンバーが一旦退場すると、つばきファクトリーだけでのライブタイムに。新曲の「スキップ・スキップ・スキップ」にはじまり、「春恋歌」「弱さじゃないよ、恋は」「間違いじゃない 泣いたりしない」「意識高い乙女のジレンマ」と続けてパフォーマンス。
恋愛をテーマにした楽曲などで、それぞれが主人公となって一つ一つの曲を壮大な物語として演じることに長けている彼女たちの個性が発揮されるターンとなった。「光のカーテン」では、再びバンドメンバーが登壇。1番はピアノとアコースティックギターに合わせて、浅倉がソロパフォーマンスを披露する。そして、2番からは各メンバーが次々と登場していくという、浅倉の卒業を意識したような演出に。
バンドメンバーの紹介を経て、ライブは後半戦へ。メンバーの「みんなクラップ!」の掛け声に合わせて、ドラムのフィルインとともにファンも手拍子。いつもと違う生演奏による楽曲アレンジに会場は一体感で包まれ、さらなる盛り上がりを見せるなか「表面張力~Surface Tension~」「My Darling ~Do you love me?~」「三回目のデート神話」と立て続けにパフォーマンス。最後に「今夜だけ浮かれたかった」を歌い、本編は終了となった。
その後アンコールを経て、メンバーは再びステージ上へ。「笑って」を披露すると、メンバー全員がファンへ感謝とこの日の感想と伝えた。浅倉は「(バンド演奏という)夢が叶いました。幕が下りた瞬間、嬉しすぎて震えが止まらなかった」とコメント。リーダーの山岸も「今日は来たくても来られなかったという声をたくさん聞いた。私たち愛されているなと思いました」を感謝を伝えた。
最後に「帰ろう レッツゴー!」を歌い、ライブは終了。元々の武器である良い意味でハロー!プロジェクトらしからぬ清楚さと可憐さに、ハロー!プロジェクトらしい力強いパフォーマンスが加わった近年のつばきファクトリー。岸本、浅倉、小野、秋山のボーカルを中心に、歌とダンスで安定感のあるパフォーマンスを見せる先輩メンバー。そして、先輩メンバーに勝るとも劣らない表現力や、歌唱力で魅せる2021年7月に加入した河西、八木、福田、豫風のリトルキャメリアンと呼ばれる 4人の化学反応は、現体制での完成形と呼ぶにふさわしいパフォーマンスを見せてくれた。
■「つばきファクトリー メジャーデビュー6 周年記念ライブ ~Moment~」セットリスト
M1 マサユメ ※バンド編成
M2 可能性のコンチェルト ※バンド編成
M3 アドレナリン・ダメ ※バンド編成
M4 ふわり、恋時計 >※バンド編成
M5 スキップ・スキップ・スキップ
M6 春恋歌
M7 弱さじゃないよ、恋は
M8 間違いじゃない 泣いたりしない
M9 意識高い乙女のジレンマ
M10 光のカーテン ※バンド編成
M11 表面張力~Surface Tension~ ※バンド編成
M12 My Darling ~Do you love me?~ ※バンド編成
M13 三回目のデート神話 ※バンド編成
M14 今夜だけ浮かれたかった ※バンド編成
EN1 笑って ※バンド編成
EN2 帰ろう レッツゴー! ※バンド編成
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