アスリート“盗撮”被害 安藤美姫もカメラが「怖くてトラウマになっている」
プロフィギュアスケーターの安藤美姫が、5日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。“アスリートの盗撮被害”について見解を述べた。
【写真】クオリティ高すぎ! 安藤美姫、『デスノート』リューク変身ショットに反響
この日の番組では、女子駅伝の全国大会で、出場選手の下半身などを執ように撮影した疑いで男が書類送検されたことを紹介。番組MCを務める安藤が自身の現役時代の経験を告白した。
安藤は「フィギュアスケートは、競技会において一般の撮影は禁止されている。メディアも申請が必要だが、私が選手として注目され始めた頃はメディアの規制がなかった。そのため、成人男性向けの週刊誌カメラマンに撮られて、10代の頃からそういう雑誌に載ってた」と振り返り、「今でもカメラを向けられていたり、触っている人がいたりするだけでも、怖くてトラウマになっている」と打ち明けた。
一方で、「あたたかい気持ちで、応援してくださる方もいる。そういうファンを大事に考えたい気持ちもある」と線引きの難しさについて話した。
また、女性アスリートをめぐる意識変化について言及する一幕も。「現役時代に被害を訴えても、『有名税だから仕方ない』『そんなかっこうをしてるからでしょ』と言われていた。でも、今は『女性アスリートをわいせつな撮影から守ろう』という社会やメディアの意識が強い。声を上げたら、それが通る時代になった」と指摘し、「性的な被害に関する話題では、女性アスリートが主に取り上げられるけど、男性アスリートも同じことが言える。そこもしっかり考えてほしい」と問題提起した。
『ABEMA Prime』はABEMAにて毎週月曜から金曜21時放送。