ヘンリー王子、過去のドラッグ使用告白でアメリカ滞在ビザに影響か
英王室を離脱し、妻メーガン妃と子どもたちと一緒に米カリフォルニア州で暮らしているヘンリー王子。今年1月に出版した自叙伝『SPARE(原題)』で、ドラッグを使用した過去を告白したが、これがアメリカ滞在のためのビザに影響する可能性が浮上した。
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Page Sixによると、元連邦検察官のニーマ・ラーマニが「通常、薬物使用の告白はビザ不受理の理由となる」とコメント。「コカインやマジックマッシュルーム、他の薬物使用を認めたことで、王子のビザは却下、もしくは取り消されるべきだった」「王族であることや娯楽のために使ったということは例外の理由にはならない」と述べたそうだ。
ヘンリー王子は1月10日に発売された自叙伝の中で、「もちろん、この頃はコカインを摂取していた…」とティーンの頃にドラッグを使用したと告白。狩りのためにある人の別荘に滞在していた週末に初めて使用したとし、「一服勧められ、その後も何度か摂取した。あまり楽しいものではなかったし、周囲のように特にハッピーにもならなかった。でも気分が変わったのは確かで、それが目的だった」と記述。これが後に、全裸をキャッチされたラスベガスのパーティーにつながると記していた。
コカインの使用はティーン時代に一度きりだが、自叙伝のプロモーションでは、その後大人になるにあたり、幻覚剤の使用が役に立ったとコメント。医師のガボール・マテと対談した際には、幻覚剤の使用は彼の人生の基礎であるとも述べていた。
この告白がビザに影響するという証言がある一方で、リアリティ番組『The Real Housewives of New Jersey(原題)』に出演するジョー・ジュディーチェの代理人を務めた弁護士ジェームズ・レオナルドはこれに反論。「薬物やアルコール関連で刑事告発されたり、王子が常習的な薬物使用者だと司法当局が認めない限り、回顧録での薬物使用に関する告白に問題はない」とコメントした。ただし、ドラッグや飲酒の影響下による運転で逮捕された場合は事情が異なってくる、と述べたそうだ。
ちなみに、ドラッグによりアメリカ入国に問題が生じたセレブは他にもいる。『ストレンジャー・シングス』のチャーリー・ヒートンは、財布に白い粉が付着していたことから入国を拒否され、シーズン2のプレミアに参加することができなかった。
また、イギリスの美人料理家としてしられるナイジェラ・ローソンは、過去に暴力的な夫に耐えるためにドラッグを使用したと告白し、のちにアメリカのTV出演のために労働ビザを申請した際に拒否されている。