ジャン=ジャック・アノー監督作『ノートルダム 炎の大聖堂』、世界的巨匠の現場の裏側を役者陣が語るメイキング解禁
ジャン=ジャック・アノー監督の映画『ノートルダム 炎の大聖堂』より、世界的巨匠の現場の裏側を役者陣が語るメイキング映像と、監督自らがIMAXカメラでの撮影にこだわった理由を語る動画、IMAX版ポスターが解禁された。
【動画】映画『ノートルダム 炎の大聖堂』メイキング映像
本作は、2019年に起きたノートルダム大聖堂の火災と消防士たちの決死の救出活動を描く。『愛人/ラマン』『セブン・イヤーズ・イン・チベット』などの映画界の巨匠ジャン=ジャック・アノー監督の元にフランス最高峰の技術者が集い、全編IMAX認証デジタルカメラで撮影。実際に大規模なセットを炎上させての撮影と本年度セザール賞最優秀視覚効果賞を受賞したVFXの融合により、圧倒的なリアリティーと臨場感を再現した。
フランス・パリの街に794年前に建造された世界遺産・ノートルダム大聖堂。その大聖堂が、炎に包まれ、崩れ落ちようとしている。崩落の危機が迫る中、それでも消防士たちは大聖堂も、聖遺物も、自分たちの命も、どれも諦めない。決死の突入を試みる勇敢な消防士たちの姿…幾つもの不運が重なった中で「死者ゼロ」の奇跡を生み出した。映画制作に当たっては膨大な資料調査とインタビューを行い、SNSで呼びかけて集めた当時の動画や写真も使用した。
メイキング映像では、役者陣にフォーカス。緻密な取材をもとに建てられたセット、そしてリアリティーあふれる映画をアノー監督はどのように作り上げていったのか? 監督いわく、実際にノートルダム大聖堂の消火に携わった消防士からも「現場にいるような臨場感だ。鳥肌が立つよ」とセットを絶賛されたそうだ。そんな大舞台を整えられ、役者たちはどのように映画に向き合っていたのか?
マリアンヌ上級伍長役のクロエ・ジュアネは「監督は映画第一の人。映画のためなら何でもする。俳優を同じ状況に追い込み、3テイク以上は撮らないの。最初のリアクションや感情を大切にしている。ドキュメンタリーの撮影みたい」と振り返る。
レイナル上級曹長役のM・セヴェリンはアノー監督を「問題を解決してくれる完璧な人だ。もめていても監督の助言でうまくいく。決して激高しない。怒鳴らない、常に冷静。有能なリーダーだ。皆も同感だと思うけど、演技指導が的確で、撮影が始まるとその状況に身を置くことができる。彼のような人と仕事をすれば、最高の物語が作れる」と監督を評する。
アノー監督は「美しいロケーションもあるし、印象的なセットも作った。大聖堂を守るために消防士たちが何をしたのか、IMAXで体感してもらえるはずだ」と語っている。日本では109シネマズ二子玉川ほか、109シネマズ、イオンシネマなど計10館のIMAXシアターでの上映が決定している。
映画『ノートルダム 炎の大聖堂』は、4月7日より全国公開。