34歳で急逝 アーロン・カーターさんの死因が明らかに
昨年11月に34歳の若さで亡くなったアーロン・カーターさん。溺れたことに加え、抗不安薬の影響と冷却ガスの吸引が原因で亡くなったことが明らかになった。
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アーロンさんは昨年11月5日、米カリフォルニア州ランカスターにある自宅の浴室内で亡くなっているところが発見された。Varietyが入手した検視報告書によると、アーロンさんの第一の死因は溺死、その要因として、抗不安薬ザナックスのジェネリック医薬品であるアルプラゾラムの使用と、ジフルオロエタン(冷媒や圧縮空気缶に使われるガス)の吸引の影響下にあったことが挙げられているそうだ。事故と断定されたという。
アーロンさんは、1997年に9歳でリリースしたアルバム『アーロン・カーター』が、世界で100万枚を売り上げる大ヒットを記録。2000年に発表したセカンドアルバム『Aaron’s Party (Come Get It)』はアメリカ国内で300万枚も売り上げた。その後、ティーンアイドルとして活躍し、兄のニック・カーターが所属するバックストリート・ボーイズとともにツアーに参加したほか、ニコロデオンの番組や、ディズニーチャンネルのドラマ『リジー&Lizzie』にゲスト出演するなど、テレビや舞台にも活動の場を広げた。
しかし近年はトラブルが多く、2008年以降幾度となく逮捕され、2013年は自己破産を申請。2019年には、「妻とお腹の子を殺そうとしている」として兄のニックと双子の妹エンジェルがアーロンに対して接近禁止令を申請していた。
同年彼はメンタルヘルス問題を複数抱えていることを告白。亡くなる前の9月には、DVとドラッグ使用のためはく奪されていた10ヵ月の息子の親権を取り戻すために、リハビリ施設に入所していた。入所は5度目のことだった。
亡くなった際は、兄のニックはじめ、元恋人のヒラリー・ダフとリンジー・ローハンも追悼メッセージを公表。ヒラリーは、「アーロンへ。あなたにとって人生はとても辛いもので、苦しむ姿を世界に晒さねばならなかったことを気の毒に思います。ティーンだった私が深く愛した少年、あなたは魅力的で、すごく生き生きとしていました。ご遺族に愛を送ります。どうぞ安らかに」と綴っていた。