クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

草なぎ剛、NHKドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』で主演 手話の演技に初挑戦

ドラマ

 草なぎ剛が主演するドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(前・後編)が、NHK総合・BS4Kにて今冬放送されることが決まった。

【写真】香取慎吾&草なぎ剛&稲垣吾郎、3年8ヵ月ぶりのイベント報告に反響「楽しかったのが伝わってくる」

 本作は、丸山正樹による同名小説を実写化。仕事や家族を失い人生に迷う男性が、自分の唯一の技能である手話を生かして「手話通訳士」になり、新たな人生のスタートを切る物語が、殺人事件をめぐるミステリーとともに繰り広げられる。演出は『岸辺露伴』シリーズなどを手掛ける渡辺一貴。

 草なぎ演じる主人公・荒井尚人は、ろう者の両親の間に生まれた耳が聴こえる子ども、コーダ(Children of Deaf Adults)であり、自身の生き方や他者との関わり方について悩み、現在と過去の事件を追う中で、自身が果たして何者なのか周囲の人から問われ、自分自身にも問いかけることになる人物だ。ドラマの中では手話を使って演じるシーンもあり、手話で会話する草なぎも見どころ。

 またドラマ化に際してオーディションを行い、20名近い「ろう者・難聴者」のほぼすべての役を実際にろう・難聴の俳優が演じる。

 主演の草なぎは「今回、ろう者の方たちとご一緒させていただき、毎日、楽しい現場を共有しています。手話の演技も初めてなので緊張しますが、ご覧になる皆さんが楽しめる作品になるよう、頑張ります!」と意気込む。

 原作者の丸山は「この度、最高のスタッフ&キャストにより『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』が映像化されることが決まり、大変嬉(うれ)しく思っています。脚本を拝読し、素晴らしい作品になることを確信しています」と喜びの声を。「主演の草なぎ剛さんはもちろんのこと、信頼するろう者及びコーダの方に手話監修・指導をお願いすることができ、さらに『ろう者役はろう者俳優で』という当事者たちの長年の夢を実現できたこと、関係者の皆さんに心より感謝いたします」とコメント。

 演出の渡辺は「昨年春、ろう者劇団の所属メンバー、映画や演劇への参加経験者から、演技経験はないがお芝居に興味のある方まで、老若男女多くのろう者の方にお集まりいただき、このドラマのためのオーディションを行いました」と説明。そして「驚きました。その表情の豊かさ、あたたかさ。表現の多彩さ、細やかさ。手話の『手』だけではなく、顔や全身を使った感情表現に圧倒されました。何よりも皆さんが『演じる』ことを心の底から楽しんでいる。こんなに楽しく、そして刺激的なオーディションは初めてでした。この思いをぜひ皆さんにもお届けしたい。いえ、お届けしなければいけない、と思っています」としている。

 制作統括の伊藤学プロデューサーは「生き方や境遇が違うわたし達は、一体どれだけ分かりあえるだろう。聴者同士でもコミュニケーションが難しい世の中で、聴者とろう者の隔たりはどれほどだろう。その狭間で生まれ、もがく男の目線を通して、たくさんの気づきをお届けしたい。そんな思いを持って、草なぎ剛さんをはじめ、多くの素晴らしいろう者俳優の皆さん、心強いスタッフと共に、日々楽しく撮影を行なっています。このドラマを見て下さった方達の世界を見る目が、より豊かになればと願っています」と期待を寄せている。

 ドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(前・後編)は、NHK総合・BS4Kにて今冬放送。

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る