元アイドルが赤の他人のおっさんと同居？ 深川麻衣×井浦新共演、元SDN48・大木亜希子の実録私小説を映画化
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アイドルグループ・SDN48の元メンバーで作家の大木亜希子による実録私小説『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』（祥伝社）が、元乃木坂46・深川麻衣の主演で映画化され、今秋全国公開されることが決まった。
【写真】元SDN48・大木亜希子の実録私小説「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」書影
“人生詰んだ…”主人公の安希子はある日の通勤途中、突然足が動かなくなる。メンタルを病み、仕事を辞め、大好きだった男も忘れられず、貯金も10万円を切ってしまい…。そんな時、友人から勧められたのが、当時56歳で都内の一軒家で一人暮らしをするサラリーマン、通称ササポンとの“まさか”の同居。貯金も底がつき、背に腹は代えられない…とスタートしたおっさんとの奇妙な同居生活。不思議な存在・ササポンと同居していく中で、崖っぷちアラサー女子・安希子は徐々に“日常”を取り戻していき―。
主人公・安希子役の深川麻衣は、やさぐれ感満載のアラサー女子をチャーミングに演じ切る。ひょんなことから安希子が同居することになった、都内の一戸建てに住むおっさん・ササポン役には井浦新。安希子の恋人でも家族でもない、特別な距離感でそばにいてくれるササポンを魅力的に演じている。
監督には、ブランドのPRとして働きながら、映画監督として活動する新鋭の穐山茉由。本作では、穐山監督が実際に経験してきたキャリアチェンジを生かし、主人公・安希子の日常をリアルに映し出している。
脚本は、映画『ずっと独身でいるつもり？』、『美しい彼』シリーズ、Netflixシリーズ『金魚妻』などを担当してきた坪田文。本作はすでにクランクアップしており、初夏完成予定だ。
深川は「自分らしさ、自分にとっての幸せとは何かを立ち返らせてくれる作品になっています。ぜひお楽しみください」、井浦は「映画を観て、安希子にとっての“ササポン”の様な存在を、人じゃなくても、物や自然でもいいと思いますので、自分にとっての“何か”を見つけるきっかけになれたら幸いです」とコメント。
穐山監督は「観た方がどこか自分と重ね合わせられるような、そんな作品になると嬉しいです」、原作者の大木は「主人公のモデルは紛れもなく私です。しかし、あらゆる女性の分身として描いたキャラクターでもあります。ですから、貴方自身の物語でもあります。この映画を観てくださった方が『色々あるけど明日も頑張ろう』と思えますように」としている。
映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』は、今秋全国公開。
キャスト、監督、原作者のコメント全文は以下の通り。
