『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』マッツ・ミケルセン演じるフォラーはインディと似た者同士!?
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映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』全世界同時公開された。公開前から最後のインディ・ジョーンズを演じるハリソン・フォードと共に大きな注目を集めていたのが、本作のヴィラン、フォラーを演じるマッツ・ミケルセン。インディとフォラーの共通点と違いについて、マッツが語った。
【写真】マッツ・ミケルセン、「大阪コミコン2023」に登場
マッツ・ミケルセンは、“北欧の至宝”として日本でも多くのファンを持つ人気俳優のひとり。今年開催されたポップカルチャーを扱う日本最大級の祭典大阪コミコン2023に出演が決まると、瞬く間にマッツの来日がトレンド入りし、彼との写真撮影会、およびサイン会は即刻SOLD OUTするなど、そのファンの熱狂ぶりは驚異的。
本作では、実在する人物からインスパイアされたという、元ナチスでありながらNASAエンジニアとして働く、ミステリアスでどこか妖しいフォラーを演じる。そのフォラーとはどんなキャラクターなのだろうか。
<歴史>に魅了され、探求と冒険を続けてきたインディ。そしてエンジニアとして<科学>に精通してきたフォラー。この両極端とも思えるインディとフォラーについて、マッツは「インディ・ジョーンズとフォラーには重なるところがある。そういう意味では(フォラーは)物語に非常にうまく関わっている」と話す。
「まず、二人は60代後半で登場するが、ある意味、時代に取り残されているんだ。ああいう職業(大学教授・考古学者、科学者)に就く典型的な男たちで、彼らの原動力となっているのは仕事だ。遺物を愛し、同じもの(運命のダイヤル)を探しているという共通点がある。だから、必然的にお互いと遭遇することになる。二人はそういうことを長年ずっとやってきたわけだ」と語り、インディそしてフォラーには似ている部分も多いと指摘する。
さらに「彼(フォラー)には目標がある。その目標というのは、インディ・ジョーンズの目指すものと必ずしもかけ離れているわけではない。問題は、目標を達成するための手段。それが違うんだ。彼は別の道を歩んでいる。そこが善人と悪人の違いなのだと思う。最終的には共通点があることが多いものだが、それを手に入れる手段が、ほとんどの人間にとっては考えられないことなんだ」とコメント。
似た者同士でも、目指すものへのアプローチの仕方によって、どんな手段・行動をとっていくのか、そこがキャラクターとしての大きな分かれ道となっていく。<歴史>と<科学>全く別のバックボーンを持ちながらも、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝≪運命のダイヤル≫を求め相対する2人は、本作でどんな姿を見せてくれるのだろうか。
そして、マッツは「本作はまさに『インディ・ジョーンズ』映画なんだ。そして、もちろん彼の年齢を考慮したものとなっており、明らかに何年も時は経過していて、その間何が起きたのかが盛り込まれている。だからこそ、魅力的で、面白く、スリル満点でありながら、驚くほど美しく、心に響く作品となっている。非常に感動的なんだ。また、本作には新たな要素もたくさん入っていると思うよ」と、これから本作を見るファンに向けてその魅力を語ってくれた。
映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は公開中。