想像以上の反響で1回限りの上映会開催『むすんでひらいて』 ゲストに清水崇監督&高島政伸ら
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『EUREKA』の青山真治や『君の膵臓を食べたい』の月川翔らを輩出した東京学生映画祭にて2021年(第32回)に上映され、翌年開催された「真夏のミライ映画フェス2022」ではYouTubeでの予告編が128万回視聴を記録し、BS松竹東急にて放送された映画『むすんでひらいて』の1回限りの上映会が、7月17日に東京・渋谷のLOFT9にて開催される。
【動画】予告再生120万回越え『むすんでひらいて』
『むすんでひらいて』は、神奈川県出身の吉野綾香監督が、東放学園映画専門学校の卒業制作として手掛けた初監督作品。幼い頃から穿(は)きたい時にパンツを穿くという生活をおくっている麦(15)は、高校1年生の夏、親友の美和(15)にパンツを穿いていない事がバレてしまう。初めは理解できない様子の美和だったが、親友である麦を理解する為に『パンツを腕や髪にシュシュのように縛る』という奇妙な運動を考案し、それが広まっていく…。
「パンツを穿かない」という衝撃の習慣が明らかになった時、周りが巻き起こす奇妙な展開に主人公ともども驚かされる本作。自分とは違う個性と遭遇した時の戸惑いと、どう向き合えばよいのか。自分らしくあるという問いが、両者に対して向けられているということを、映画は爽やかに投げかける。特に他者への共感や理解が呼び掛けられている今こそ、注目したい1本だ。
本作は2回きりの上映以来公開していなかったが、想像以上の反応や応援の声が集まり、今回初の単独イベント実施が決定した。映画上映後には吉野監督、主演の南山莉來が登壇する他、ゲストに映画監督の清水崇、シナリオライターの山本陽将、俳優の高島政伸を迎え、作品について語り合う。MCは映画活動家の松崎まこと。
映画『むすんでひらいて』上映会は7月17日に東京・渋谷のLOFT9にて開催。18時開場、18時30分スタート。