アーノルド・シュワルツェネッガー、虐待を受けた幼少期についてコメント
アーノルド・シュワルツェネッガーが、ナチ党員で、戦後はアルコールにおぼれ、母や兄に暴力をふるった父について語った。
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オーストリアの田舎町タールで次男として生まれたアーノルド。父は第二次世界大戦をナチ党員として戦い、戦後はアルコールにおぼれ、彼と母、兄に暴力をふるったそうだ。
「父は飲むと、社交的とは言い難かった。怒っていた。2、3日後に素面になるときっと罪悪感を感じたんだろう、外に連れ出してくれ、僕らにアイスクリームを買ってくれた。ハグやキスなど、愛情表現を示してくれた」と振り返る。
しかし、そんな父とも絶縁を考えたことはなかったそうだ。「父との思い出を大切にしてきたし、これからもそうです。父のことは少しも責めていません。彼は単純に方法を知らなかっただけなんです。彼自身幼いころは殴られていましたが、それが当時の習慣でした。そして第二次大戦で戦闘に加担しましたが、それも誤った方向に誘導されたからです」。アーノルドは今年、反ユダヤ主義を厳しく非難する声明を発表している。
アーノルドは、若いころからアルバイトで身を立て、ボディビルダーとして成功。俳優としてブレイクを果たしたのち、政治家にまでなった。こうした影には、父の教え「Be useful(使える男であれ)」というモットーがあったそうだ。その言葉は、10月10日に出版予定の自叙伝でも、タイトルに起用。「Be usefulというモットーは、モチベーションになった」と語っている。