A24、ハピネットファントム・スタジオと独占パートナーシップ契約締結 新作の独占的国内配給やグッズ展開など予定
映画『ムーンライト』や『ミッドサマー』を手掛けてきた米ニューヨークを拠点とする独立系映画スタジオA24 Films LLCとハピネットファントム・スタジオが、A24が製作するなど世界配給権を所有する新作映画について、ハピネットファントム・スタジオが独占的に国内配給を手掛けることなどを盛り込んだ独占パートナーシップ契約を締結した。
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A24は、第95回アカデミー賞を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』やエミー賞にノミネートされたNetflixシリーズ『BEEF/ビーフ』を手掛けるグローバル・エンターテインメント企業。
2012年に設立され、米ニューヨーク、ロサンゼルス、英ロンドンを拠点とするA24は、『ヘレディタリー/継承』『ムーンライト』『レディ・バード』『アンカット・ダイヤモンド』『スプリング・ブレイカーズ』など110本以上の映画と、エミー賞受賞シリーズ『ユーフォリア/EUPHORIA』、ゴールデングローブ賞受賞シリーズ『ラミー 自分探しの旅』など30本以上のテレビ番組を含むプレミアム・ライブラリーを構築してきた。
そんなA24は、今回これまでもライセンシーとライセンサーの立場で協力してきたハピネットファントム・スタジオと独占パートナーシップ契約を締結。ハピネットファントム・スタジオは、これにより、A24がこれまで手掛けてきたアカデミー賞受賞作など数多くのクオリティーの高い話題作を安定的に確保できることに加えて、自社製作映画を含むコンテンツや日本のクリエイターをA24に紹介することによって、日本映画の新たな可能性を拡げることなど、映像ビジネスの今後の展開においてさまざまな効果が期待できるという。
一方でA24は劇場配給・宣伝のみならず配信、テレビ販売、パッケージ流通などの二次利用の領域まで一気通貫で手掛けるハピネットファントム・スタジオとの独占パートナーシップによって、マーケティング戦略の意思統一とブランディングの更なる構築が可能だと判断し、今回の契約締結が実現。
今後ハピネットファントム・スタジオは、新レーベルを立ち上げてA24作品を手掛けることを検討しているだけでなく、映画のグッズなどのA24ブランドのマーチャンダイジングへの拡大、また将来的には、合作映画の製作や、ハピネットファントム・スタジオが手掛ける日本映画のA24配給による北米・インターナショナル展開、日米の新しいクリエイターとの協業など、更なるシナジーを生み出す展開を目指しているそうだ。
ハピネットファントム・スタジオ代表取締役社長の小西啓介は「これまでも独創的な作品を数多く生み出してきたA24が今後、どういった作品を手掛けるのか非常に楽しみで、その全ての作品の国内配給を弊社が手掛けることにワクワクしています」とコメント。
A24は「私たちは、この関係性が次のフェーズに進むことに非常に興奮しており、日本の観客のみなさんと、より深い関係をともに築いていくことを、とても楽しみにしています」と語っている。
ちなみに今後予定されている新作は、ザック・エフロンとジェレミー・アレン・ホワイト出演『The Iron Claw(原題)』、ジョナサン・グレイザー監督『The Zone of Interest(原題)』、ニコラス・ケイジ主演『Dream Scenario(原題)』、アン・ハサウェイとミカエラ・コエル出演『Mother Mary(原題)』、オーランド・ブルームとピート・デヴィッドソン出演『Wizards!(原題)』、キルスティン・ダンスト、カイリー・スペイニー、ワグナー・モウラ出演『Civil War(原題)』、クリステン・スチュワート主演『Love Lies Bleeding(原題)』、ヒュー・グラント主演『Heretic(原題)』、イェーデン・マーテル、レイチェル・ツェグラー、ジュリアン・デニソン出演『Y2K(原題)』、レナーテ・ラインスヴェ、セバスチャン・スタン出演『A Different Man(原題)』、ポール・ラッド、ジェナ・オルテガ出演「Death of a Unicorn(原題)』などがある。
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