『アメリ デジタルリマスター版』監督メッセージ動画到着! 2週連続・来場者プレゼントも決定
オドレイ・トトゥ主演映画『アメリ』(2001)を、ジャン=ピエール・ジュネ監督の監修のもとデジタルリマスターした『アメリ デジタルリマスター版』より、ジャン=ピエール・ジュネ監督からのメッセージ動画、来場者プレゼント、新パンフレットの情報が解禁された。
【動画】『アメリ デジタルリマスター版』ジャン=ピエール・ジュネ監督が喜びのコメント!
『アメリ』は、それまで『デリカテッセン』『ロスト・チャイルド』『エイリアン4』などアーティスティックでダークな世界を得意としてきたジャン=ピエール・ジュネ監督が、「人々を幸せにする映画を撮りたい」と方向転換し、自分が好きなものと幸せの種を埋め込んで作り上げたロマンチックコメディー。
風変わりな両親のもとに生まれた主人公アメリは、父の誤解から学校に通えず、空想の世界で一人遊びする子ども時代を過ごした。大人になった今はパリの下町、モンマルトルで1人暮らししている。恋人や同世代の友達はいなくても、カフェ「ドゥ・ムーラン」の個性的な同僚や常連客に囲まれて、居心地がよい毎日を過ごしていた。そんなある日、アメリのとあるお節介から小さな奇跡が起きる…。
フランスでは公開直後から「観る人みんなが幸せな気持ちになれる」と口コミが広がり、当時のシラク大統領やジョスパン首相も観賞した。作品に込められた幸せの種は世界中で芽吹き、各地でロングラン・ヒットを記録。2002年にはアカデミー賞で外国語映画賞、美術賞など5部門にノミネートされた。
日本公開は、2001年11月17日。女性ファッション誌やカルチャー誌がおしゃれでかわいい映画として『アメリ』を大々的に誌面で紹介し、公開前から期待と注目度は高まる一方に。それにもかかわらず、当時日本での上映館は今はなきミニシアター「渋谷シネマライズ」1館のみ。公開当日は『アメリ』を待ち焦がれていた人々が朝から長蛇の列を作り、「観たいのに観られない!」と悲鳴があがった。
その騒ぎを聞きつけたテレビのワイドショーや男性週刊誌も『アメリ』に注目し、社会現象に。その後、北は北海道の旭川、南は沖縄・那覇まで47都道府県、全160館の映画館で上映(再上映含む)されるなど、ミニシアター系映画としては異例の拡大公開を記録したのだった。
そんな名作『アメリ』が、20年以上の時を経て、ジュネ監督の監修でデジタルリマスター化。色彩はより鮮やかに、CG処理も最新技術できめ細やかに施されてスクリーンに再登場する。渋谷ユーロスペースでは、公開時と同じ35mmフィルムでの上映も予定している。
このたび解禁されたジャン=ピエール・ジュネ監督から届いた日本の観客へのメッセージ動画では、「初公開から22年を経て『アメリ』が日本で再上映するとは喜ばしい。(中略)若い方にも見てほしい。日本を再び訪れて、再会できる日が楽しみだ」と笑顔で語る様子が映し出されている。
また、2週連続で来場者へのプレゼントも決定。1週目はCOFFEE BOY氏のオリジナルイラストポストカード、2週目は100%ORANGE氏のB3オリジナルイラストポスターを数量限定で配布。
さらに今回の『アメリ デジタルリマスター版』公開のために新たに制作されたパンフレットが上映劇場で販売されることが決定。デザインは22年前と同じく大橋修氏が手掛け、イラスト、コラム、クレームブリュレのレシピ、ロケ地マップ、22年前の初公開時の関係者裏話など盛りだくさんの内容だ。
そして、すでに出版社でも品切れの小説版『アメリ』をデッドストックから限定販売。販売劇場はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ユーロスペース。
“フランスの大衆食文化を伝える”オーバカナルとのタイアップも行われる。
映画『アメリ デジタルリマスター版』は、11月17日より全国公開。