山田涼介、「特別な思い」で挑んだラブストーリー映画初主演 声を発さない青年役
関連 :
Hey! Say! JUMPの山田涼介が10日、都内で行われた映画『サイレントラブ』完成披露試写会に共演の浜辺美波、野村周平、古田新太、内田英治監督と共に出席。本作への出演には特別が思いがあったことを明かした。
【写真】尊さと美しさの極み! 山田涼介&浜辺美波の2ショット
『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督がオリジナル脚本で描く本作は、“世界でいちばん静かな”ラブストーリー。主人公の青年・蒼(山田)が心引かれたのは、目が不自由になり夢が途絶えかけている音大生の美夏(浜辺)。「ピアニストになるという君の、美しい夢をかなえたい」。ある出来事をきっかけに声を発することをやめた蒼は、心でそう願いながら美夏とのかけがえのない時間を過ごしていく。
声を発さない青年を演じた山田は「準備という準備はあまりしないで、フラットなまま現場に行って、現場で感じたものや触れたものをその場で表現しようという思いで。何も構えずに初日に現場に行きました」と告白。監督からは「死んだ魚のような目をして生きてほしい」と言われたそうで、山田は「どういう意味なんだろうと思いながらも、初日に自分の中にふと落とし込めた瞬間があって。そこからは沢田蒼として生きることができたのかなと思います」と振り返った。内田監督は現場での山田について「存在を消されていて。現場で『どこにいるんだ?』って探しました。意外とすぐ近くにいたりして。そういうやり取りが結構いっぱいあった」と明かした。
山田はラブストーリー映画初主演。出演を決めた理由を「脚本が素直に魅力的だったという部分もありますし、自分にとって今後挑戦する機会がないんじゃないかなという思いがあった」と説明。続けて「声を発さない役、そして浜辺さんとラブストーリーをやるという関係値みたいなものも今しかできないだろうし、今の自分に必要な作品なんじゃないかなという特別な思いがありました」と気持ちを言葉にした。
イベント後半では2024年の抱負を語る場面も。山田は「やりたいようにやりたいことをやって生きていく人間なので、あまり先のことを決めるのは得意じゃない」と悩みながらも、「今目の前にあるのは『サイレントラブ』という映画なので、まずはこの映画がたくさんの人に届いてくれればいいなという思い一本。たくさんの方に届けられるようにたくさん宣伝をすることが今の目標です!」と答えた。
浜辺も「まずそれをがんばること」と山田に同調しつつ、「それが終わってから実家に帰省がしたいです。去年はあまり帰省ができなかったので、今年はちゃんと帰省したい」と回答。「ホテルをとって改めて地元を友達と旅行したい」と口にし、「観光をちゃんとしたいなと思います」と声を弾ませた。
映画『サイレントラブ』は1月26日より全国公開。