J・K・ローリング、トランス差別発言で味方しなかったダニエル・ラドクリフとエマ・ワトソンに塩対応
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「ハリー・ポッター」シリーズの生みの親、J・K・ローリング。トランスジェンダーを嫌悪するトランスフォビア発言を繰り返してきた彼女に対し、ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンらは公に反対していたが、この対立が新たな局面を迎えたようだ。
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BBCによると、この度イギリスで18歳以下の子どもに対し、性移行の医療サービスを提供することへの懸念を提起する調査が発表されたそう。この調査では、明らかに根拠の乏しい状況で医療介入することで、子どもたちの利益が損なわれてきたとされたが、現地時間4月10日、ローリングがX(旧ツイッター)でこれをシェア。「大きな分岐点」と評価した。
これをうけ、他のユーザーがリプライし「ダニエルとエマが大々的に謝ってくれるのを待っている。彼女はきっと許してくれる、安心して…」と綴ると、ローリングは「申し訳ないけれど、安心しないで」と反応。
「女性がやっとのことで得た権利を侵すようなムーブメントにすり寄り、自分のプラットフォームを使って未成年者の(性)移行を声援してきたセレブたちは、トラウマを抱えたディストランスジェンダー(性移行を中止したり、再移行を行った人など)や女性だけのスペースに依存する傷つきやすい女性たちのために、謝罪を残しておくべき」と綴った。
ローリングのトランスフォビア発言に対し、ダニエル・ラドクリフはLGBTQ+の若者を支援する非営利団体The Trevor Projectサイトに声明を発表し、「トランスジェンダーの女性は女性で、これに反する意見は、トランスジェンダーの方々のアイデンティティーや尊厳を損なうものです」とコメント。エマ・ワトソンやルパート・グリントも同様に反対意見を発表していた。