エマ・ワトソン、トランス嫌悪発言のJ・K・ローリングにコメント 意見の違う人も愛し続けたい

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「ハリー・ポッター」シリーズで知られるエマ・ワトソンが、トランスジェンダー嫌悪発言でキャストらと溝を深めている原作者のJ・K・ローリングについて、複雑な気持ちを明かした。
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現地時間9月24日配信のポッドキャスト『On Purpose with Jay Shetty(原題)』に出演したエマは、「ああいった経験を経ても、自分の考えを持ちながら、個人的に付き合いのあったジョー(J・K・ローリング)を大切に思わない、なんてことはないと思っています」とコメント。「相手を否定し、その人と過ごした大切な思い出を手放すなんて、できないと信じています。どちらかを選ぶという問題ではないと思っています。私の意見に同意できない人にも愛して欲しいし、私も必ずしも同じ意見を持たない人を愛し続けたい。私の心の底からの願いです」と語った。
J・K・ローリングが2020年にツイッター(現X)とエッセイを通じて、トランスジェンダー嫌悪とされる発言をしたことをうけ、エマはソーシャルメディアを通じて、「トランスジェンダーの人々は、自らが言う通りの人であり、疑問視されたり、自ら言うような人でないと否定されることなく、人生を生きる権利があります」とコメント。ダニエル・ラドクリフやルパート・グリントら『ハリー・ポッター』のキャストも同様の反応を見せていた。
これを受け、特別番組『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』出演を見合わせるなどしていたローリングだが、2024年にイギリスで18歳以下の子どもに対し、性移行の医療サービスを提供することへの懸念を提起する調査が発表されると、Xでこれをシェアし「大きな分岐点」と評価。他のユーザーがリプライし「ダニエルとエマが大々的に謝ってくれるのを待っている。彼女はきっと許してくれる、安心して…」と綴ると、「申し訳ないけれど、安心しないで」と反応し、「女性がやっとのことで得た権利を侵すようなムーブメントにすり寄り、自分のプラットフォームを使って未成年者の(性)移行を声援してきたセレブたちは、トラウマを抱えたディストランスジェンダー(性移行を中止したり、再移行を行った人など)や女性だけのスペースに依存する傷つきやすい女性たちのために、謝罪を残しておくべき」と綴った。
エマはポッドキャストで、「私が一番辛いのは、対話が全くできないこと」と指摘。心の準備はあるか? と聞かれると、「ええ、いつでも出来ている。対話が力になると信じてる。完全に信じているんです」と語った。