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『帰ってきた あぶない刑事』、往年ファンからビギナーまで楽しめる注目ポイントを深掘り

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映画『帰ってきた あぶない刑事』場面写真
映画『帰ってきた あぶない刑事』場面写真(C)2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会

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柴田恭兵

土屋太鳳

浅野温子

仲村トオル

 舘ひろしと柴田恭兵がダブル主演する映画『帰ってきた あぶない刑事』より、往年のファンからビギナーまで楽しめる本作の注目ポイントを紹介する。

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 1986年のテレビドラマ放映開始から38年となる「あぶない刑事」シリーズ。軽妙なトークと激しいアクション、他の刑事ドラマとは一線を画すオリジナルな世界観で数多くのファンを魅了してきた“あぶ刑事”が、2016年の映画『さらば あぶない刑事』から8年の時を経てスクリーンに復活する。主演の舘ひろしと柴田恭兵は、「さらば」から月日が経っても健在のダンディーさとセクシーさで、いまだ色あせない“あぶ刑事”の世界観を見せつける。さらに、浅野温子、仲村トオルといったおなじみのメンバーに加え、ヒロインには土屋太鳳を迎え、ド派手にスタイリッシュにパワーアップした“あぶ刑事”が令和によみがえる。

 定年退職して刑事を引退し、ニュージーランドで探偵の仕事をしながら悠々自適な暮らしを送っていたタカ(舘)&ユージ(柴田)。本作は、ニュージーランドで警官と問題を起こしたことをきっかけに探偵の免許を剥奪され、再びヨコハマに戻った二人が探偵事務所を開業するところから物語の幕が上がる。開業早々に記念すべき依頼人第一号が現れるも、彩夏(土屋)と名乗るその女性の依頼は、“母の夏子を探してほしい”というものだった。夏子はタカ&ユージにとって旧知の女性で、彩夏は二人の娘かもしれないという疑惑も浮上。母親探しを進める中で、次第に危険な香りが漂い始め…。

 「あぶ刑事」の魅力を語る上でやはり欠かせないのは、タカ&ユージの存在だ。1986年のテレビドラマシリーズから、刑事ドラマにおけるサスペンスとアクションという不可欠な要素を、時にはスタイリッシュに、時にはコミカルに描き切ることで唯一無二のエンターテインメントを作り上げてきたが、何よりも大きな魅力を放っていたのが、このありそうでなかったタカ&ユージの“最強バディ”。

 本人たちが「舘ひろしは“骨”、柴田恭兵は“血肉”」と表現しているように、役者のタイプとしては実は対角にいる二人が、役としてはタカ&ユージという類似の刑事を好演。互いに信頼しながら事件を解決していく、絶妙にして最強のバディの活躍は最大の見どころだ。前作「さらば」から8年の時を経てカムバックしたタカ&ユージだが、ダンディーでセクシーな魅力は本作でも健在。二人の後輩・町田透役を演じる仲村トオルも、本作の製作発表会見で「(二人の)このカッコ良さが40年近く変わらないのは“異常な奇跡”。お二人の存在が、『あぶ刑事』が長年続いた魅力の源であることは間違いないと思います」とコメントし、その変わらない魅力を証言している。

 往年のファンにとっては、真山薫(浅野)や町田透(仲村)ら、「あぶ刑事」を彩る顔ぶれの登場も気になるところ。「さらば」ではタカ&ユージを追いかけてニュージーランドへと飛び立ち、今は婚活にいそしんでいるばずの薫だが、現在は行方不明。毎度奇抜なファッションに身を包み、ド派手に姿を現す薫の登場も見どころだが、本作ではタカ&ユージといったいどのように再会を果たすのか?

 一方、彼らにとって“永遠の後輩”的ポジションを担うのが、横浜港署“3代目”捜査課課長・町田透だ。19年前に課長に昇進したものの、万年課長と出世コースからは外れてしまった模様。定年まであと5年という穏便に過ごしたい時期に、タカ&ユージとまさかの再会を果たすことに…。

 捜査課課長でありながらも、二人の前では無意識のうちに後輩だった当時の関係性に戻ってしまう透だが、そんな頼りない透に発破をかけるのが、横浜港署捜査課課長秘書の山路瞳(通称“瞳ちゃん”/長谷部香苗)。さらに本作には、刑事時代には“落としのナカさん”として恐れられていた田中文男(通称“ナカさん”/ベンガル)も情報屋として登場。彼らの再会シーンはもちろん、何年たっても変わらないやりとりはファンの心を熱くさせそうだ。

 依頼人の永峰彩夏(土屋)が母親・夏子の行方を探すために、タカ&ユージが営む探偵事務所を訪れるところから本作の物語は大きく動き出していく。彼女がタカとユージの娘かもしれないという疑惑も浮上する中、多くの時間を共にすることで彼らは本物の家族のように絆を深めていく。あっという間に二人の輪に溶け込み、天真らんまんな笑顔を見せる彩夏。時には華麗にハーレーを乗りこなし、時にはヨコハマの街を全力疾走し、どんな状況でもひるむことのない恐れ知らずで大胆な一面もうかがわせるなど、タカ&ユージのDNAを感じさせるような瞬間も…?

 そんな彼女を娘のようにかわいがり、優しく見守る目尻が下がったタカ&ユージの新鮮な姿は見どころだ。

 彩夏の母親を探す中で、タカ&ユージは因縁のある人物たちと対峙(たいじ)することになる。まずは横浜にカジノ誘致を企むハイドニック社の社長・海堂巧(早乙女太一)と、海堂と手を組む劉飛龍(リウ・フェイロン/岸谷五朗)。海堂は、タカ&ユージと因縁のある元銀星会組長・前尾源次郎の息子で、二人に強い恨みを持っているという役どころだ。海堂とともに横浜新カジノ構想のプロジェクトに関わるのが、劉飛龍。実はタカ&ユージとは古くからの知り合いで、彩夏の母・夏子の過去についても知る存在だ。そして劉飛龍のビジネスパートナーとして登場するのが、謎めいた美女ステラ・リー(吉瀬美智子)。タカ&ユージが8年ぶりにヨコハマへ戻った夜に出会うが、その面影は二人がかつて愛した女性にどことなく似ていて…。

 新キャラクターたちの登場により、次第に繋がっていく過去との因縁。タカ&ユージは、忍び寄る未曾有の危機から愛するヨコハマの街を救うことはできるのか?夏子の行方、そして彩夏の父親は?

 映画『帰ってきた あぶない刑事』は、5月24日より全国公開。

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