英王室、国王を激怒させたヘンリー王子の声明をウェブサイトから削除
メーガン妃との交際が発覚した2016年、妃に対して差別的な攻撃が向けられているとし、公式声明で異例の抗議を行ったヘンリー王子。これに対し、国王は激怒したと伝えられているが、この時の声明が王室のウェブサイトから削除されていたことがわかった。
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ヘンリー王子は2016年11月に王ケンジントン宮殿を通じて声明を発表。「ヘンリー王子の恋人、メーガン・マークルが暴言と嫌がらせの対象になったのです」と綴り、抗議するとともに、メーガン妃との交際について初めて認めた。
続けて、メーガン妃に対する罵詈雑言は全国紙の一面で行われ、人種差別的な意味合いを潜めたコメントが横行。ストレートな人種差別・性差別的な発言がソーシャルメディアやネット記事に頻発していると指摘。また、彼女の実家にマスコミが押しかけ、カメラマンが不法侵入したり、マスコミが元恋人を買収して過去を話させようとしたと、彼女の家族も迷惑を被っていることを具体的に説明した。
Newsweekによると、この声明は7年に渡って王室のウェブサイトroyal.ukの中に夫妻のほかの声明などと一緒に掲載されていたが、2023年12月に削除されたそうだ。
王子はこの声明について、自叙伝『SPARE(原題)』でも触れており、チャールズ国王とウィリアム皇太子が激怒したと言及。自分たちの妻に対し、同じように反論してこなかったため格好がつかないからだと綴っていた。
なお王室では、今年はじめにもウェブサイト内にある王子夫妻のプロフィールページを縮小している。これに伴って削除された可能性もあるようだ。
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