松下洸平、ベストセラー小説『ケインとアベル』世界初のミュージカルで主演に!
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ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケインとアベル』が、東宝ミュージカル最新作『ケイン&アベル』として世界初のミュージカル化が決定。主演は俳優の松下洸平が務める。
【写真】世界初のミュージカル化! 『ケイン&アベル』でライバル同士の2人を演じる松下洸平と松下優也
2025年2月をもって、演劇の殿堂・帝国劇場は建て替えのためしばしの休館期間に入るが、帝劇の精神を宿した東宝ミュージカルの最新作、ミュージカル『ケイン&アベル』が、2025年の幕開きに世界初演を迎える(2025年1・2月渋谷・東急シアターオーブ/2・3月大阪・新歌舞伎座)。
イギリスの国民的作家、ジェフリー・アーチャーのベストセラー小説を原作に、東宝/キューブ製作により、世界初演のオリジナル・ミュージカルとして上演する運びとなった。1970年に帝劇で生まれ、1972年にロンドンでのライセンス上演を成し遂げた、マーガレット・ミッチェルの小説『風と共に去りぬ』の世界で初めてのミュージカル化作品『スカーレット』と同様に、東宝が、名作小説の世界初のミュージカル化に挑み、世界初演として上演する作品だ。
クリエイティブには、世界有数のクリエイターが集結。音楽は、東宝ミュージカルとかけがえのない絆で結ばれ、2001年日本初演『ジキル&ハイド』から始まり、『ルドルフ ~ザ・ラスト・キス~』、今夏にハロルド・ピンター劇場で英国カンパニーが12週間上演を行う最新作『四月は君の嘘』まで数多くのミュージカルを手掛けるフランク・ワイルドホーンが務める。脚本・演出は、『ニュー・ブレイン』(2009年シアタークリエ)、『ザ・ミュージック・マン』(2023年日生劇場)の日本版演出が高く評価されるダニエル・ゴールドスタイン。すでにワイルドホーンのもとにクリエイティブスタッフが集まり、脚本や音楽の打合せは順調に進行中だ。さらに、歌詞:ネイサン・タイセン、編曲:ジェイソン・ハウランド(『リトル・ウィメン ~若草物語~』(2009年シアタークリエ)、振付は、トニー賞 2022-2023 に2作品(『&Juliet』『KPOP』)でノミネートされたジェニファー・ウェーバーが手掛ける。
20世紀初頭——同じ日に生まれた宿命の2人。ボストンの名家ケイン家に生まれ、祝福される人生を歩むウィリアム・ケイン。ポーランドでドイツ侵攻により孤児となり、何とかアメリカに辿り着いたヴワデク(後のアベル・ロスノフスキ)。ケインは銀行頭取に、アベルはホテル王へとのし上がり、そして、2人は出逢う。宿命的に出逢った2人は、戦い、失い、再起し、また衝突し、彼ら自身の世界を変えていく。ジェフリー・アーチャーの壮大で比類ない面白さのドラマが、今ミュージカルとなる。
ウィリアム・ケイン役は、松下洸平が、東宝ミュージカル初主演として臨む。アベル・ロスノフスキ役は、松下優也が、松下洸平との初共演で演じる。グランド・ミュージカルに相応しく、咲妃みゆ(フロレンティナ)、知念里奈(ザフィア)、愛加あゆ(ケイト・ブルックス)、上川一哉(ジョージ・ノヴァク)、植原卓也(マシュー・レスター)、竹内將人(リチャード・ケイン)、今拓哉(ヘンリー・オズボーン)、益岡徹(アラン・ロイド)ら豪華キャストが集結した。そして、宿命のライバル同士にとって最大の衝突を生むきっかけとなる、デイヴィス・リロイ役を、東宝ミュージカルを牽引してきた山口祐一郎が演じることが決定している。
主演の松下は本作について「たくさんの方に愛され続けている作品のミュージカル化、さらに世界初上演作品の主演という貴重な機会をいただき、とても光栄です。原作を大切にしながらも、作品作りの醍醐味(だいごみ)でもある、僕らなりの僕らにしか出来ない『ケイン&アベル』を目指したいと思っています。“世界初”という難しさもありますが、かけがえのない時間になると思います。精一杯務めます」と意気込みを寄せた。
東宝ミュージカル『ケイン&アベル』は、2025年1・2月渋谷・東急シアターオーブ、2・3月大阪・新歌舞伎座にて上演。
※キャスト、スタッフからのコメント全文は以下の通り。