ユージェニー王女、国際脊柱側弯症啓発デーにウェディングドレスで見せた傷跡を披露
イギリスのユージェニー王女が6月26日、国際脊柱側弯症啓発デーを記念して、2018年の結婚式で見せたウェディングドレスの後ろ姿を公開。12歳の時にうけた脊柱側弯症の手術痕をシェアし、この疾患への認知を広めた。
【写真】はっきりと見える手術痕
ユージェニー王女はインスタグラムの投稿で、「今日は国際脊柱側弯症啓発デーです。皆さんに私の傷痕を公開し、私と同じような経験をした皆さんにもシェアするよう促したいと思いました」とコメント。「傷痕を誇りましょう!」と綴り、それぞれの写真を共有してインスタグラムストーリーズに再投稿するようフォロワーに呼びかけた。
脊柱側弯症は、脊椎(背骨)がねじれて左右に湾曲する病気で、成長期の女の子に多いとされる。王女は「診断をうけたばかりの皆さん、矯正器具を付けている皆さん、手術から回復中の皆さん、何年も傷痕とともに生きてきた皆さん、脊柱側弯症啓発デーにあたり、皆さんに想いを寄せています」と続け、医師や看護師、理学療法士、慈善団体「脊柱側弯症サポート&リサーチ」の研究者らに感謝を伝えた。
2018年にジャック・ブルックスバンクと結婚したユージェニー王女は、ウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で行った結婚式で、ピーター・ピロットとクリストファー・ドゥ・ヴォスのデュオによる背中の開いたアイボリーのウェディングドレスをチョイス。ベールは身に着けずに、エリザベス女王から借りたグレヴィル・エメラルド・ココシュニック・ティアラを纏い、背中の傷痕をあえて見せるコーデを披露した。
2019年にウィンザー城でこの時のドレスが公開された際には、ドレスを説明する音声ガイドで、このチョイスについて具体的に説明。「背中のラインは低くしたいと望んでいました。傷痕を見せたかったのです。傷痕は過去と未来を語り、タブーを取り去るものだと信じています。私にとって傷痕を見せることは、脊柱側弯症で同じような状況にある人や、自らの傷痕に対処しようと努めている人々と、コミュニケーションをとる方法なのです」と話していた。
引用:「Princess Eugenie」インスタグラム(@princesseugenie)