ノルウェー王室ホーコン王太子、妻メッテ=マリット妃の連れ子の逮捕を受け初コメント
ノルウェーのホーコン王太子が、妻メッテ=マリット妃の連れ子で、27歳のマリウス・ボルグ・ホイビーが先週末にオスロで逮捕されたことをうけ、初めてコメントした。
【写真】ノルウェー王室公式サイトに掲載されたマリウス
Expressによると、「警察が関与する事態となり深刻に捉えています。ですが同時に、私が詳細に触れるのは適切ではありません」とリポーターに対しコメントしたそうだ。王太子は現在オリンピック観戦のためパリに滞在中。メッテ=マリット妃も合流する予定だったものの、自宅に留まっているという。
Peopleによると、マリウスは現地時間8月4日、オスロのアパートで20代の女性を「攻撃した」として逮捕され、30時間にわたって拘留されたと地元紙Se og Hørが報じたそうだ。被害者の女性は病院で脳震とうの手当を受けたという。
AP通信は7日に、マリウスに傷害罪と器物損壊罪の容疑がかけられたという警察発表を報道。「容疑者と被害者の間に関係はあった」とし、「現在のところ、被害者が深刻なケガを負ったという情報はない」と伝えたそうだ。
マリウスは、メッテ=マリット妃が元パートナーとの間にもうけた長子で、妃が2001年にホーコン王太子と結婚したことをうけ王室入りした。王位継承権は持たず、王子の称号もない。
20歳の誕生日を控えた2017年、王室は彼がカリフォルニアの大学に入学し、公人としての役割を離れることを発表。同時にメッテ=マリット妃は公開書簡を発表し、メディアに対し、彼のプライバシーを尊重するよう求めていた。
以来、公務から離れているが、家族の行事には参加。2022年には妹イングリッド=アレクサンドラ王女の成人を祝う18歳の誕生祝賀会に、タキシード姿で出席していた。