堂本剛、綾野剛のことは“綾ちゃん”呼び お互いのクランクアップにも駆けつける
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KinKi Kidsの堂本剛と俳優の綾野剛が18日、都内で行われた映画『まる』完成報告イベントに、共演の小林聡美、吉岡里帆、森崎ウィン、荻上直子監督と共に出席。お互いのクランクアップに駆けつけたことや、お互いの呼び方を明かした。
【写真】イベントで「まる」ポーズを見せる堂本剛
人生が転がり始めた男に襲い掛かる、奇想天外な出来事を描く本作。主演の堂本は、27年ぶりに待望の映画単独主演を果たす。近年では音楽活動が中心となっていた堂本が、この度、監督と企画プロデューサーによる約2年前からの熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至った。堂本は、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田を演じる。
堂本は「僕が数々役を演じさせていただいてきた人生の中でも、受け身という役はあまり演じてこなかった」とした上で「今回の沢田は、受け身の役をやってこなかった中でも、また一段階難しい受け身の役だったんじゃないかなと思うんです」と告白。非常に難しかったとも打ち明け「みなさんの大きな愛に包まれながら、本当にリラックスして、難しい沢田を日に日に解決しながら、答えを出しながら、導いていただきながら演じることができました。自分ひとりだけの力だけではなくてたくさんの方々に力をもらいながら、沢田を演じきることができたなと思っています」と周りへの感謝を口にした。
堂本との共演について綾野は「とても温かかったです。個人的に剛さんと一緒にお仕事ができることもとてもご褒美のような時間でした」としみじみ。続けて「他者に対する愛情といいますか、体温もちゃんと届けてくれる方。現場ではお互いぬくぬくしてしまって、こたつに入りながらずっとしゃべってるみたいな、実家感がありました」と笑った。
また、お互いの呼び方の話題になると、綾野は堂本のことは「剛さん」と呼んでいると告白。堂本は「たぶん彼がずっと呼ばれていないだろう、これからも呼ばれないかもしれない…いろいろ考えた結果、『綾ちゃん』って呼んでます」と明かした。綾野も「『綾ちゃん』って呼ばれてます」と笑みを浮かべ「なかなか『綾ちゃん』は(呼ばれない)。割とご年配のスタッフさんに呼ばれることがあるくらいです。すごくうれしかったですし、温かくなりますよね」と語った。
お互いのクランクアップにも駆けつけたという堂本と綾野。自身のクランクアップの日のことを堂本は「その日は非常になんともいえないきれいな夕日、美しい景色を見た後でスタッフさんの『撮影以上になります』というお声の後に、『剛さ~ん!』って遠くから声が聞こえてきて。そしたら綾ちゃんが走ってきたんですよ!」と振り返り「なんともいえない感動的なシーンでしたね。このシーンを撮りたいなってくらいきれいな景色でした」と声を弾ませた。
映画『まる』は、10月18日公開。