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増田惠子、名曲ぞろいのソロデビュー45周年記念ライブ開催 中島みゆき「慕情」カバーは「夫へのラブレターのつもりで歌いたい」

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増田惠子
増田惠子 クランクイン! 写真:高野広美

 今年、ピンク・レディーとして鮮烈なデビューを果たしてから50周年を迎える増田惠子。40万枚を超えるヒットを記録した「すずめ」でのソロデビューからも45周年を数え、記念ライブ「増田惠子・ソロデビュー45th anniversary concert I Love Singing スペシャル! ~ソロシングル、カバー、そしてピンク・レディー」を開催する。そうそうたる顔ぶれから提供されたソロ曲やカバー曲、さらにはピンク・レディー時代のナンバーが彩る特別な一夜を前に、これまでの歌手人生を振り返ってもらった。

【写真】華やかなケイちゃんスマイルは変わらず! 増田惠子、インタビュー撮りおろしショット

◆中島みゆき提供のソロデビュー曲「すずめ」レコーディングに苦戦

 節目を記念して開催される今回のライブは、自身初の“事前セットリスト公開”によるアニバーサリーコンサート。公開された曲目には、中島みゆき、松任谷由実、竹内まりや、桑田佳祐、加藤登紀子といった日本を代表するアーティストが書き下ろしたソロシングル曲、各アーティストへの敬意を込めたカバー曲、さらに当時のオリジナルアレンジのままで披露されるピンク・レディーの大ヒットナンバーなどが並ぶ、特別なライブとなる。

――今回のライブは事前にセットリストを公開するという特別な試みになります。そこにはどういった思いがありますか?

増田:これまでもライブに来てくださっていた方は「45周年という記念だしどんな曲を歌うのかな?」と思われているでしょうし、今回初めての方にも「ケイちゃんってこういうカバー曲を歌うんだ」「みゆきさんやユーミンさん、すごい方に曲を書いてもらっているな!」と驚いていただきたくて。もちろんピンク・レディー時代のナンバーもありますから、たくさんの方に足を運んでいただきたいですね。

――フランスデビューされた時の曲も歌われるんですよね。

増田:「AVEC LE FEU」は30年以上ぶりに、フランスで発売した時そのままのフランス語で挑戦します。

今聴き返してみると何を言っているのか全然わからなくて(笑)。ちょっと不安になったのでフランス語の先生に来ていただいたら、「ケイちゃん、この時の『AVEC LE FEU』は発音が100%だよ! これを聴き込めば思い出すから大丈夫!」って言われました。自分で自分の首を絞めるようなチャレンジですけど、楽しみたいと思います。

――改めてケイさんのソロ曲のラインナップを拝見すると、そうそうたるアーティストの方々に曲を提供していただいていたんですね。

増田:本当にありがたいですよね。アルバムを含めると、小椋佳さん、伊勢正三さん、吉田拓郎さんにも書いていただいていて、本当に幸せな45年間だったなと思いますし、素晴らしい財産をいただいたなと感謝を噛みしめています。

――これだけの作家の方がケイさんに曲を提供されるというのは、やはり“ヴォーカリスト・増田惠子”に皆さんすごく興味をそそられたということなのではないでしょうか。

増田:事務所の力じゃないですか?(笑)


――中島みゆきさんが書かれたソロデビュー曲「すずめ」は強く印象に残っています。

増田:昔『ザ・ベストテン』で桜田淳子ちゃんが「しあわせ芝居」を歌っているのをスタジオで聴いた時に、「なんていい曲なんだ。私もこういう曲を歌ってみたい」って思ったんです。しかもその曲を書いたのが、ヤマハ時代の大先輩のみゆきさん。「みゆきさんってほかの人にも曲を書くんだ。いいなぁ」と羨ましかったのがずっと心に残っていました。

それでソロデビューする時に、当時の事務所の社長さんに「誰に書いてほしい?」と聞かれて、「みゆきさんにお願いしたいです」と言ってみたんです。すると社長は「みゆきさんかぁ…」とため息をついて、「みゆきさんにお願いするとなったら1曲しか書いてもらえないよ? その曲が嫌でも返すことはできないよ?」と言われたのですが、「返すわけないです! 絶対に歌います!」とお願いしました。

――レコーディングの思い出はありますか?

増田:みゆきさんがアコースティックギターで弾き語りするカセットテープが届いたのですが、本当にみゆきさんが書いてくれた曲だ!ととてもうれしかったです。

でも、アコースティックギターだから、余計に歌が前に出てくるじゃないですか。「うわ!この主人公、この後絶対線路に飛び込んじゃうな」って思うくらいみゆきさんの思いのこもった歌声の、迫力ある「すずめ」だったんですよね(笑)。どう私なりに歌ったらいいかな?と悩みました。やっぱり頭の中に印象が残っちゃってるから、どうしてもマネになっちゃうんですよね。レコーディングは全然うまくいかなくて…。

何日目かにディレクターに「ケイちゃんはもう声自体に憂いがあって説得力があるから、逆に歌詞の意味を考えずに、サラッと何か違うことを考えながら歌ってみて」と言われて歌ったら一発OKが出たことを覚えています。

――ケイさんが踊らずに、しっとり歌われているのが子供心に衝撃でした。

増田:それまで2人で歌っていたから、どっちが誰の声だとあまり聞き分けないじゃないですか。『すずめ』を聴いた時にびっくりしたっていう感想も多かったですね。

当時から女性のファンも多かったんですけど、「すずめ」がヒットしたことで女性ファンがさらに増えたことが一番うれしかったです。

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◆「慕情」は夫へのラブレターのつもりで歌いたい

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