全米脚本家組合、『エクスペンダブルズ』や『ヒットマンズ・ボディガード』スタジオの仕事を受けないよう通告
全米脚本家組合(WGA)が現地時間10月9日、組合員に対し、「エクスペンダブルズ」や「ヒットマンズ・ボディガード」といったシリーズを手掛けるミレニアム・フィルムズの仕事を受けないよう通告した。
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Varietyによると、同社には報酬の未払いや延滞の過去があると、WGAが組合員に発表したそう。同社とWGAは、組合との合意に必要な条件を巡って対立しており、組合に所属する脚本家を雇用するのに必要な、2023年の脚本家契約の合意に至っていないそうだ。
「組合ではミレニアム・フィルムズが財政的な責任を果たしていないと判断し、署名前に相応の補償金を支払うことを求めた」が、「現段階でミレニアムはそれを拒否している」としている。
ミレニアム・フィルムズは映画プロデューサーのアヴィ・ラーナーが立ち上げたスタジオで、これまで先に挙げた両シリーズのほか、『陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル』やジェイソン・ステイサム主演の「メカニック」シリーズ、ジェラルド・バトラー主演の「エンド・オブ」シリーズなどを手掛けてきた。
2021年にはジェラルドが、ロイヤリティ未払いで同社を提訴し、法廷外の和解で解決。2017年にも、ラーナーが女性蔑視的な職場環境を作ったとして、元幹部が同社をセクハラで訴えている。WGAでもこの数年、同社との訴訟を複数抱えているといい、2023年5月1日以降に同社の仕事をした、もしくは同社からオファーを受けた組合員に対し、連絡するよう求めたという。
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