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北村有起哉が映画監督を夢見る“助監督”役に! 映画『逆火』7.11公開決定 内田英治監督の完全オリジナル

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映画『逆火』(左から)主演の北村有起哉、内田英治監督
映画『逆火』(左から)主演の北村有起哉、内田英治監督

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 北村有起哉が主演を務める内田英治監督最新作『逆火』が、7月11日より全国順次公開されることが決定。北村と内田監督のコメントが到着した。

【写真】『ヤクザと家族』ではメガネが似合うヤクザを演じた北村有起哉

 本作は、現代社会の抱える問題や矛盾を映画制作現場という舞台を通して、人間の表と裏をあぶり出していく、完全オリジナル脚本によるヒューマンサスペンス。『マッチング』の内田英治が原案・監督、内田と共同脚本を手掛けた『サイレントラブ』のまなべゆきこが脚本を務める。

 主演は『ヤクザと家族 The Family』の北村有起哉。数々の話題作に出演し信頼できる俳優として名高い北村は、内田監督作品への出演としては『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』『誰よりもつよく抱きしめて』に続き本作で3作目となる。そんな北村と、『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞優秀監督賞・優秀脚本賞を受賞し、幅広いジャンルの作品を手掛けエンタテイメントシーンをけん引する内田の強力なタッグが実現した。

 家族のことを顧みず、いつかは映画監督になることを夢見ながら撮影現場で働く助監督の野島が、次の仕事となるある少女の自伝小説の映画化の現場を切り盛りするところから、物語が動き出す。貧しい家庭で育ち亡き父の介護をするなど苦労して成功した少女ALISA。ところが、周囲の話しを聞くうちに、小説に書かれている美談とは程遠い“ある疑惑”が浮き彫りになっていく。

 この女は、悲劇のヒロインなのか、それとも犯罪者なのかー? 映画化の根底を揺るがしかねない事態に陥ってもなお、名声を気にして理想論を振りかざすエゴイストの監督、現場任せで大ごとにしたくない会社員プロデューサー、ギャラのために続けたいスタッフと様々な思惑で撮影を中断したくない面々が、真実を追求する野島に圧力をかけてくる。

 さらに、野島の口を封じるかのようにプロデューサーは、この現場を乗り切れば監督デビューができるかもしれないと囁くのだった。そして、真実が置いてきぼりにされたまま撮影は進められていく。やがて疑惑の火は、家族をも巻き込み野島の日常は崩れ始める…。

 そもそも映画とは芸術かビジネスなのか? 貧困をテーマにした作品など社会派と言われる映画はたくさんある。数多くのそういった映画が大きな映画祭で絶賛される。その映画を作っている人たちは本当に貧困問題に寄り添っているのだろうか? 映画制作現場を通して、きれいごとを語りながらも成功するために魂を売り、真実に向き合うことをやめてしまった大人たちに道徳観を問いただす、踏み絵的なヒューマンサスペンス映画が誕生した。

 映画『逆火』は、7月11日より全国順次公開。

※北村有起哉、内田英治監督のコメント全文は以下の通り。

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<コメント全文>

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