北村有起哉&仲間由紀恵ら、『小さい頃は、神様がいて』笑顔と涙のクランクアップ!
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本日12月18日に最終話を迎える木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』(フジテレビ系)より、主演の北村有起哉、共演の仲間由紀恵、小瀧望、近藤華、草刈正雄、阿川佐和子、小野花梨、石井杏奈のクランクアップカット&コメントが到着した。
【写真】北村有起哉&仲間由紀恵の笑顔弾けるクランクアップショット
本作は、『最後から二番目の恋』シリーズなどを手掛けた脚本家・岡田惠和の完全オリジナル作品。二人の子を持つ主人公・小倉渉(北村有起哉)と、その妻・あん(仲間由紀恵)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かく描くホームコメディーだ。
物語は、19年前、小倉夫婦があることがきっかけで「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束を交わすところから始まる。その言葉をすっかり忘れてマイペースに生きてきた夫・渉と、その言葉を心の支えとして過ごしてきた妻・あん。全く異なる想いを抱えた二人が何気ない日常の中で、少しずつ心を揺らしていく姿を、繊細かつ軽やかに描いてきた。
そしてこの度、長い撮影期間を経て、ついにクランクアップ。北村、仲間をはじめ、小野花梨、石井杏奈、小瀧望、近藤華、阿川佐和子、草刈正雄ら「たそがれステイツ」のキャスト一同から、クランクアップカット&想いのこもったコメントが到着した。
夫婦役で共演した北村と仲間は、最後のシーンを撮り終えると、達成感と安堵(あんど)の表情に。北村は「渉は泣き虫な役で、本当にたくさん泣きました。未体験の感覚で、前代未聞の経験でした。特にこの2~3週間(撮影の終盤)は、スタッフの皆さんが準備に大変な思いをされたと思います。そんな中でも、リラックスした楽しいお芝居の場を作ってくださり、本当に毎日が楽しかったです!」と述懐。
続けて「キャストの皆さんの素晴らしさもあって、岡田さんの脚本の世界そのままで、悪い人が出てこない。みんなが優しく、譲り合い、ちゃんと出るところは出て…。自然にチームとしてまとまっていたので、最初から“これはいい座組になるぞ”と感じていました」とコメント。
その後涙を浮かべ、言葉を詰まらせながら「(草刈演じる)慎一さんのセリフをお借りすると、このひとときは僕にとって“尊いひととき”でした。10年後、20年後にまた偶然会った時、きっとこの作品・チームのことをすぐに思い出すと思います。“あの時、大変だったよね~。今でも信じられない。でもよくやったよね!”って。時間がたてばたつほど、思い出は鮮明に残り、素晴らしい記憶として残る…そんな現場だったと思います。本当にありがとうございました!お疲れさまでした!」と語り、最後は笑顔で締めくくった。
一方、仲間は「皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました!まだ撮影が終わったばかりで、実感が湧かず、まだ何か残っているんじゃないかという気持ちもあります(笑)」と感慨深い表情。「個人的には、これまでの現場の中でもナンバー1くらい大変だったなと思います。こんなにも(セリフ量の多い)台本を待ちわびた現場はなかったと思います。上がってくる台本に書かれているセリフを覚えるのが本当に楽しくて、“こんな会話ができるんだ!”というワクワク感がありました」と、岡田脚本の魅力も語った。
そして「現場に来るのが毎日楽しみで、こんなに笑いが絶えない現場は今まであったかな?と思うくらい、本当に楽しい時間を過ごせました。それもこれも、スタッフの皆さまとキャストの皆さまの想いがあったからこそだと思います。本当に幸せな時間でした。ありがとうございました!」と深々とお辞儀をして、キャスト・スタッフへの感謝の気持ちを伝えた。
永島慎一役の草刈は「個性的な俳優さんたちとご一緒できて、とても幸せでした」と感慨深げに語る。撮影現場での思い出として「現場に行くと、必ずスタッフさんがカメラの前で大笑いしているのを見て、それがとても心地よかったです。あの雰囲気がすごく助けになりました」と裏話を語り、「本当に皆さん、ありがとうございました!」と爽やかな笑顔で締めくくった。
慎一の妻・さとこ役の阿川は「皆さま、お疲れさまでございました。大変な撮影の中で、皆さんがピリピリ・キリキリせず、この大人数の現場で笑いが絶えなかったことが、本当に素晴らしいと思いました。監督をはじめ、超優秀なカメラマンやスタッフの皆さんも、なんて素晴らしい方々なんだろうと感じました。私は普段、個人プレーで仕事をしているので、このチームプレーでの仕事は、ある意味とても新鮮で楽しかったです。体力的にはつらかったものの、それでも毎日ここに来るのが楽しみでした」と感謝。そして、草刈を見ながら「慎ちゃんとも手をつなぐことができました!支えていただいて、本当に幸せな72歳でした(笑)。本当にありがとうございました!」と、草刈と共演した喜びをにじませた。
樋口奈央役の小野は「ありがとうございました。本当にお世話になりました。奈央はずっと明るくて、ハッピー担当として演じさせていただきましたが、もし自分の感情とのギャップがあったら、きっとしんどかったと思います」と吐露。そして周囲をほほえみながら見渡し、「でも、スタッフの皆さまと、こんなにも愛にあふれたキャストの皆さまと一緒にいられたおかげで、奈央との感情のギャップはほとんど感じることなく、ずっと楽しく演じることができました。本当に皆さまのおかげです。またお会いできるように頑張りますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝えた。
奈央のパートナー・高村志保役の石井は「本当に3ヵ月間、お疲れさまでした!この作品は夫婦愛、家族愛、そしてパートナー愛がテーマでしたが、現場自体がとても愛にあふれていました。志保が“たそがれステイツ”のメンバーをどんどん好きになり、家族になっていくように、私も皆さんのことをどんどん好きになり、まるで家族みたいな感覚で、現場に来るのが楽しみでした」と、仲間たちとの絆を感じていたことを語る。
そして、隣にいる小野を見ながら「花梨とパートナーとして…。わぁ、泣きそう…」と感極まる場面も。「10年越しにこうしてパートナー役で共演できて、空き時間もずっと一緒に過ごし、本当に奈央と志保のように、いろいろ話したり、お互いを思いやったり、励まし合ったりしながら“頑張ろう”って手をつないで、前に進もうとしたり…。奈央志保のような関係になれて、本当にうれしかったです。ありがとうございました!」と涙と笑顔を交えながら語った。
渉とあんの息子・小倉順役の小瀧と、順の妹・ゆず役の近藤は、最終日、北村や仲間たちよりも一足早くクランクアップを迎えた。小瀧は、父親役の北村から花束が贈られると、固く握手を交わし、瞳を潤ませながら感謝の気持ちを表現。「お疲れさまでした。ありがとうございました!天使のようないい息子役ということで、少し緊張感のある3ヵ月でしたが、このドラマに参加できて、本当に良かったです」と振り返る。そして「この家族に出会えて、本当に幸せでした。放送を毎週楽しみにしていて、終わってしまうのがさみしいですが、また皆さんとどこかでご一緒できるように頑張りますので、その際はどうぞよろしくお願いします。本当にお疲れさまでした!」と名残惜しそうに語り、最後は笑みを浮かべた。
近藤は、母親役の仲間から花束を受け取り、熱いハグを交わす。「約3ヵ月間、ありがとうございました!毎日何かしらに爆笑していて、現場に来るのが本当に楽しみでした」と、元気いっぱいにあいさつ。「またいつかご一緒できる機会があれば、ぜひよろしくお願いします!本当にありがとうございました!」と、明るい笑顔でスタッフ・キャストへ感謝の気持ちを伝えた。
物語は、いよいよ今夜最終回を迎える。渉とあんは“離婚”を選び、それぞれの道を歩み始めたが、果たしてその先に待ち受ける結末とは―。そして、これからどんな人生を歩み始めるのか…!?
■最終話あらすじ
小倉渉(北村有起哉)と佐藤あん(仲間由紀恵)は、それぞれクリスマスムードの街を歩きながら、お互いのことを考えていた。一方、「たそがれステイツ」一階の永島家ではクリスマスの飾りつけ真っ最中。サンタが来るのを楽しみにしている子どもたちを見て、永島慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)は、「サンタさんは絶対来るよ」と話す。
樋口奈央(小野花梨)と高村志保(石井杏奈)のキッチンカーの開店日がやってきた。渉と永島家一同がキッチンカーへ向かっていると、あんが合流する。久々にあんと会えてうれしくてたまらない渉。その頃、開店準備を進めていた奈央と志保を、小倉ゆず(近藤華)は離れた場所から撮影していた。
奈央は「新しい扉が開くんだね」と志保に声をかける。開店すると、キッチンカーにはすぐに客が訪れて二人は大忙し。「たそがれステイツ」の面々や小倉順(小瀧望)ら消防隊員の仲間も集まり、みんなは料理をほおばり笑顔になる。そして、ゆずと奈央と志保は、あんの家に泊まりに行く。それを知って「ずるい」と文句を言う渉。ゆずは離婚したのだから当然だと諭すが、渉は納得できない。
そんな中、クリスマスイブの朝、東京に寒波が襲来。起床したあんは暖房をつけようとするが、何をやっても暖まらず、寒い部屋で途方に暮れていた。そこに順から連絡が届き…。渉とあん、離婚した二人は最後、どんな答えにたどり着くのか―!?
木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』の最終話は、フジテレビ系にて12月18日22時放送。
※クランクアップコメント全文は以下の通り。

