トム・クルーズ、「人生を捧げている」映画への熱い思いを語る 戸田奈津子さんへの感謝も

関連 :
ハリウッド俳優のトム・クルーズが7日、都内で開催された映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』来日記者会見に出席。3年ぶり25回目の来日となったトムは、映画に対する熱い思いと、長年にわたって通訳を務め、本作では字幕を担当した戸田奈津子さんへの感謝を語った。
【写真】25回目の来日に共演者と笑顔を見せるトム・クルーズ
シリーズ第8弾の本作は、イーサン・ハント(トム)がAI「エンティティ」に翻弄されながらも、仲間たちと世界を救おうと奮闘する姿を描く。この日は共演したヘイリー・アトウェル、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ、グレッグ・ターザン・デイヴィス、クリストファー・マッカリー監督も出席し、MCは関根麻里が務めていた。
前日に行われた上映会で、日本のファンとともに初めて本作を鑑賞したトムは「本当に美しい体験だった」と回想「字幕の作業が終わったのが2日前くらい。こういう映画を作るには本当に長い時間がかかるし、詳細にこだわって、全ての協力が必要となる」としたうえで「日本人のファンの皆の反応を見たけど、素晴らしかったよ」と満足げな表情を見せた。
「非常に大きな感動だったし、私とマッキューは観客のために映画を作っている。ああいった反応を見ることができるのは夢なんだ」と語ったトムは「映画に没頭してほしい。昨日のことは忘れないよ。日本の観客のみんなに感謝したい」と呼びかけた。この日は字幕翻訳家の戸田奈津子氏も来場しており、本作の字幕に対する感謝を述べたトムは「実は誕生日も一緒なんです」と笑顔を見せて拍手を送っていた。
改めて最新作について、トムは「シリーズのすべてをこの作品に織り込んでいる」とコメント。子供の頃にたくさんの夢があったとしたうえで、映画制作ができることについては「当たり前のことだと思わない」「人生を捧げているんだ」と熱い思いを語った。
その後、共演キャストが登壇。サイモンは「ベンジーはチームをリードするのが初めてで、3人を、盗人(ヘイリー)とエージェント(グレッグ)と殺し屋(ポム)を指導しなければならないんだ。前作に続いて登場するキャラで、みんなのパフォーマンスも素晴らしかったから、リーダーを務められてとても嬉しかったよ」と笑顔で撮影を振り返り、そんなサイモンにトムは「彼と仕事をするのが大好きで、彼のことも大好きだよ」と白い歯を見せていた。
映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日公開。