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主演・織田裕二「これまでこのスケールでの撮影は無かった」『北方謙三 水滸伝』ビジュアル解禁

ドラマ

<コメント全文>

■主演・織田裕二

昨年12月から撮影を開始した。
凍てつく寒さ…

洞窟、
過酷な環境下での長時間に渡る撮影の中、あるシーンで突然空から降ってきた様にアイデアが湧いた。実はこのシーンをどう演じれば良いのか、直前まで考えあぐねていた。この昼も夜も分からない寒ーい洞窟での撮影は一生忘れることはないだろう。

雪山、また別の洞窟、山、川、湖と…
一体、何十県行っただろう。
車、新幹線、飛行機に乗り南へ北へ。

この作品は半年が経過してもまだ終わらない(笑)
8ヵ月かかる予定だという。

これまで40年近く役者をやってきたが、このスケールでの撮影はなかった。
どれだけ力を入れているのか、
毎度毎度、山奥に建てられる撮影隊のテントや車輌、スタッフの多さに驚かされる。
メイク、結髪、衣装を身につけるまでにかなりの時間と労力を使い、そこから撮影現場に辿り着くまでまた時間を要する。

そして主演である私ですら、この作品の一部でしかない。
なぜなら私が出演していないシーンが多数あり、そこでほかの役者たちがどう演技しているのかわからない。
全ての撮影が終わり、編集され、放送までにどんな作品になるのか、いまは想像出来ない。
こんなに時間と労力をかけた作品がどんな物になるのか、楽しみでしかない。

私が宋江という人物を演じるにあたり、最も気をつけているのは、
彼はどこにでもいる普通の人だということ。
晁蓋の様な漢らしいリーダーシップを持つわけではなく、林冲や楊志の様な武の才もなく、呉用の様な作戦軍師でもない。

精神的に強いわけでもない。
悩んだり、弱味を曝け出したり…

人に寄り添う
宋江という男は、ただ人に寄り添う

今はこれだけをキーワードに戦い、演じております。

■原作・北方謙三

 織田さんが宋江を演じる。

 あれだけの役者が衣装を纏い、言葉を発するのだ。だが、それを超えたところに“芝居”はあると思う。会話をした。かなり入れ込んでいた。燃えていた。どんな宋江が見られるのか、楽しみだ。

 ドラマ制作陣は、むさ苦しいほど熱い。だが、あれだけの長編を作るには、それくらいの熱がなければできないだろう。俳優の演技力や存在感、監督や脚本の表現力、衣装・小道具を含めた創造力が、どう支えるか。

 これは、作家と映像制作者の“勝負”。私は今、無邪気に、圧倒される瞬間を待っている。

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