『星つなぎのエリオ』BUMP OF CHICKEN「リボン」が日本版エンドソングに決定 予告公開

ディズニー&ピクサーのアニメ映画『星つなぎのエリオ』の日本版エンドソングに、BUMP OF CHICKENの「リボン」が決まった。同曲がやさしく流れる日本版本予告も解禁となった。
【動画】バンプ「リボン」が包み込む『星つなぎのエリオ』日本版本予告
本作は、ひとりぼっちの主人公エリオが、何光年も離れた星で、本当の居場所、大切なつながりを見つける物語を描くファンタジー・アドベンチャー。
解禁された予告編で描かれるのは、人類が長年夢みてきた宇宙をピクサーが唯一無二の映像技術でファンタジックに描きだす、美しくカラフルに輝く“星々の世界”。
両親が亡くなって以来、周囲になじめず孤独を感じている少年エリオは、ある日、きらびやかで果てしなく広がる“宇宙”と出会い、この広い世界のどこかには、かつての両親のように自分のことを理解し、愛してくれる人がいるはずと思い、美しい星々の世界に魅入られるようになる。親代わりとして一緒に過ごす叔母のオルガがエリオと寄り添おうとするも「僕の家族はもういない」と壁を作ってしまうエリオは、「ここじゃないどこかに、僕の居場所はきっとある」と願い、広い世界のどこかで“誰か”ときっと出会えると信じ、毎日ひとりで夜空を見上げる。
ある日、エリオの切ない願いが届き、たどり着いた先は、さまざまな星の代表が集い、星と星をつなぐ夢のような世界、“コミュニバース”だった。エリオに優しく語りかけるコミュニバースの最高幹部の一人であるクエスタ、重力操作や通訳機などさまざまな能力でエリオをサポートする“コミュニバース”の案内係でハイテクお助けコンピューターのウゥゥゥゥや宇宙の神秘になんでも答えてくれるユニバーサル・ユーザー・マニュアルのような未知のテクノロジーに加え、見たことのない姿かたちをしたエイリアンやアイテムが登場し、歓迎を受けるエリオ。
この夢のようなコミュニバースでエリオは、自分と同じく孤独を感じているエイリアンの少年グロードンと出会う。「本当の僕を知ってほしいんだ」と語るエリオに、「そのままの君が好きだよ」と応えるグロードン。何光年も離れた場所で心を通わせた二人は初めて本当の“友達”になっていくが、しかしそんな中、コミュニバースに崩壊の危機が訪れる―。
映像の最後は、「僕たちはひとりじゃない」というエリオのセリフとともに、肩を寄せ合うエリオとグロードンの後ろ姿で締めくくられる。やがて、グロードンがエリオに打ち明けた“ある秘密”がコミュニバース崩壊の危機を救うカギに―。何光年も離れた場所で出会ったふたりが起こす銀河を揺るがす奇跡とは…?
さらに解禁された日本版本予告で流れるのは、4人組ロックバンド・BUMP OF CHICKENの「リボン」。この楽曲は、結成20周年となる2017年に配信シングルとしてリリースされた1曲。幼稚園からの幼なじみで結成され、まさに本作の大きなテーマでもある“絆=つながり”を確かめ合いながらこれまで駆け抜けてきたBUMP OF CHICKENのメンバーの今までとこれからをつづり、リボンのようにたとえ絆が解けそうになっても何度も結んできた大切な“つながり”を歌った楽曲だ。
ディズニー&ピクサー作品の大ファンだというメンバーたちは、本作の日本版エンドソングアーティストへの決定に「この度は『星つなぎのエリオ』の日本版エンドソングに我々の楽曲『リボン』を起用していただき、ありがとうございます。今まで数々の名作を世に送り出してきたディズニー&ピクサーですが、我々も昔から今に至るまでずっと大好きなので、オファーを頂いた時は驚きと感激でメンバー一同大はしゃぎでした。『トイ・ストーリー』が初めて公開された時、どれだけ凄くて面白かったかを夢中で語り合っていたあの頃の自分達に教えてあげたいです」と喜びを語った。
また、一足先に完成版の映画をみたメンバーたちは、「何度も笑い何度も泣かされ、終演後はみんなでそれぞれの感動を伝え合いました。愛してやまないディズニー&ピクサーのこんな素晴らしい作品に関わる事ができ、心から幸せです。公開したら絶対また観に行きたいです」とコメントを寄せた。
温かい音色で奏でられるメロディーの中で「嵐の中をここまで来たんだ」と歌い出す歌詞は、周囲の人間となじめず、他人に対して壁を作ってしまうひとりぼっちのエリオの寂しさにも寄り添うように歌われ、「側にいる事を選んで 今側にいるから 迷子じゃないんだ」と語りかけるような藤原の歌声は、本作でエリオとグロードンが絆を深める中で、そのままの自分を愛する勇気をもらったように、この広い世界で寂しさを抱えるすべての人の心をつつみこむやさしさにあふれている。美しく響く「リボン」と、星々の世界で寄り添い合うエリオとグロードンの姿が、迷ったときに勇気をくれる、心の道しるべとなる”一番星“のような大切な“つながり”を思い起こさせる。
多くの人々の孤独に寄り添い、それでもこの広い世界で誰かと“つながり”あえる瞬間があるという希望を歌い、ふとしたときにも心の支えになるような、人々の心に“一番星”のように輝きつづける楽曲を届けてきたBUMP OF CHICKEN。そんな彼らの「リボン」は、たとえすべてを分かり合えなくて時に孤独を感じてたとしても、解けそうになった絆は何度も結びなおせること、自分の進む道に“そのままでいい”と勇気をくれるようなかけがえのない“つながり”を描く『星つなぎのエリオ』に込められたメッセージと合致していることで、日本版エンドソングに決定した。
本作の監督、プロデューサー陣も「この世界に自分の居場所がないと感じて、ひとりぼっちだと思う瞬間は、きっと誰にでもあるはず。──そんなふうに感じるのは、あなただけではありません。この映画が、“自分らしさ”を愛する勇気と、そのままのあなたをやさしく抱きしめてくれる、大切な“つながり”に気づくきっかけになれば嬉しいです」と作品のメッセージについて語っている。
アニメ映画『星つなぎのエリオ』は、8月1日より全国公開。