ジャスティン・ティンバーレイク、ライム病を公表 ツアー中「酷い神経痛」に悩まされていた

ジャスティン・ティンバーレイクが、ライム病と診断されたことを公表した。2年間にわたって開催した「JT Live 2025ツアー」を終えたばかりの彼だが、精彩を欠いたパフォーマンスに批判の声が上がっていた。
【写真】大量にツアー中の写真を共有したジャスティン
現地時間7月31日にインスタグラムを更新したジャスティンは、ツアーの舞台裏写真とともに「最高に楽しく、感動的で喜ばしくも、肉体的に大変で時に過酷な経験でした」とコンサートを振り返り、自身の体調について説明した。
「健康問題と闘っていましたが、ライム病と診断されました。同情して欲しいわけではないけれど、密かに直面していた状況を知ってもらいたい」と綴り、「この病気を経験しているか、知人に闘病している人がいるならば、この病気を抱えて生きることが、精神的にも肉体的にも絶え間ない苦痛を伴うことを知っているでしょう」と辛い胸の内を告白した。診断を受け「本当にショックを受けた」というが、その一方で「少なくとも、なぜステージ上で、酷い神経痛に襲われたり、激しい疲労感や吐き気を感じたりするのか理解できた」と続ける。
ツアーキャンセルも検討したというが、「パフォーマンスから得られる喜びは、体が感じる一時的なストレスをはるかに上回る」とし、ツアーを最後までやり抜くことが出来て、「本当に嬉しく思う」とコメント。そして「こういうことは自分の中に留めておくようにと育てられた」ため公表をためらったが、誤解を解いてファンともっと繋がるため、またこの病気と闘う大勢のために、公表したと告白。ファンや関係者に感謝を述べたあと、妻ジェシカ・ビールと2人の子どもたちに向けたメッセージで締めくくった。「家族の無償の愛より力強いものはない。3人は僕のハートでありホームだ。家に帰るよ。愛を込めて」
ジャスティンは今回のツアー中、初期の段階では背中や足首の怪我、気管支炎、咽頭炎のために何度もコンサートをキャンセルしたほか、その後もパフォーマンスに覇気がない、精彩を欠くなどと批判されることがあった。国立感染症研究所のウェブサイトによると、ライム病は野生のマダニによって媒介される感染症。感染初期は皮膚症状に加え、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感といったインフルエンザ様症状が現れ、進行すると神経症状、心疾患、眼症状、関節炎、筋肉炎など多彩な症状がみられるそうだ。ジャスティンの他、ベラ・ハディッドやジャスティン・ビーバー、アヴリル・ラヴィーンらも闘病を公表している。
引用:「Justin Timberlake」インスタグラム(@justintimberlake)