ソウルのレジェンド、ディアンジェロさんがすい臓がんのため死去 51歳

グラミー賞に輝いたネオソウルのレジェンドで、アルバム『ブラウン・シュガー』や『ヴードゥー』をヒットさせたことで知られるディアンジェロさんが、すい臓がんとの闘病のすえ、51歳の若さで亡くなった。
【写真】熱唱するディアンジェロさん
TMZやPeopleなど米メディアによると、ディアンジェロさんは、現地時間10月14日に、ニューヨークで死去。数か月前から病院に入院しており、2週間前からはホスピスに移っていたようだ。
1974年2月11日に米バージニア州リッチモンドで生まれたディアンジェロさんは、1995年にファーストアルバム『ブラウン・シュガー』でデビューを果たし、米ビルボードのR&Bアルバムチャートで最高4位を記録。発売から1年足らずでプラチナアルバムとなり、グラミー賞4部門にノミネートされた。2000年発売のセカンドアルバム『ヴードゥー』はビルボードR&Bアルバムチャートに加え、アルバムチャートでも1位を獲得。グラミー賞最優秀R&Bアルバム賞、グラミー賞最優秀男性R&Bボーカルパフォーマンス賞を受賞した。
一時は薬物やアルコール依存によるトラブルが続いたが、コラボレーションやパフォーマンスを続け、2014年にはサードアルバム『ブラック・メサイア』を発表。キャリアを通じて、クエストラブ、コモン、Qティップ、J・ディラ、ローリン・ヒル、ラファエル・サディーク、アンジー・ストーンらとコラボレーションし、2024年にはジェイ・Zと共同で「I Want You Forever」を制作。同曲は映画『ブック・オブ・クラレンス 嘘つき救世主のキセキ』のサウンドトラックに収められている。