中川未悠主演、はるな愛が自身初の母親役! 映画『となりのとらんす少女ちゃん』11.7公開決定
■東海林毅監督
僕は青春映画が少し苦手です。なぜならそこに自分の姿がほとんど見当たらないからです。思春期、性的マイノリティの子供たちは部活や恋愛といった「普通の青春」を送る前にまず自分自身と向き合うことを迫られます。なぜ自分は親や友達と違うのか?、自分は間違った存在なのか?と悩みながら、手探りで自分と社会を接続していく苦しい季節。突き放した言い方をすればそれが性的マイノリティにとっての「青春」なのかもしれません。
この「青春映画」はそんな中学生だった自分に届けるつもりで製作しました。素敵な原作を提供してくださったとら少さん、自身に問いかけるように丁寧に演じてくださった中川未悠さんに感謝申し上げます。コメディ映画なので皆さんぜひご笑覧くださいませ。
■中川未悠(主演・ユウカ役)
皆さんは過去に戻りたいと思ったことはありますか? 私は何度も思ったことがあります。あの時、早く行動に移しておければ。とか、あの時、もっと勉強していたら。とか…タラレバを言ってしまったり。でも、きっと未来は自分で切り開いて行くことに意味があるんですよね。過去があるから今の私がいる。
この作品は悩みや葛藤を抱えながらも前に進もうとする主人公の姿に、私自身もたくさん勇気をもらいました。観てくださる皆様の未来に光が入り込むような作品です。笑いあり、涙ありな映画となとらをぜひ、応援よろしくお願いいたします。
■とら少(原作)
前を向ける物語が好きです。前を向こうと足掻いている人が好きです。いろんな納得できないことや飛び越えられない想いを抱えながら、両手いっぱいの水をなんとかこぼさないように生きている人が好きです。ユウタと未来から来たユウカもそんなふたりです。
映画の舞台は大阪の下町です。私の地元でもあります。劇中には男の子だった頃の私が歩いていた商店街も出てきます。あの頃の私は両手いっぱいに抱えた水をぼたぼたこぼしながら歩いていました。そんな過去を愚かだと憎んだこともありました。
それでも歩いていたら時が経っていました。女性として生き、素敵な人たちと出会っていました。気が付けば、わたしの漫画が映画になっていました。とはいえ相変わらず両手いっぱいに水を揺らしています。なので今ならこう言えます。「まあそんなもんやで」。
この映画を観た皆さんにも少し肩の力を抜いて笑ってもらえたら嬉しいです!

