サッカー日本代表のW杯激闘に迫る『「最高の景色」への挑戦』11.20公開&本予告解禁 劇中ナレーションは中村倫也
■日本サッカー協会会長:宮本恒靖
ワールドカップは、世界中のサッカーに関わる人たちにとって特別な大会です。
そこには、歓喜も悔しさも、言葉では語り尽くせない数多くの瞬間があります。もちろん、その中心にいるのはピッチに立つ選手たちです。ただ、その選手たちがあの舞台に立つまでには、彼らを育ててきた人、支えてきた人、そして持てる力を最大限発揮できるように準備を重ね、同じ思いで戦っている多くの人たちがいます。
私は、ワールドカップには、その国のサッカーが長い時間をかけて積み重ねてきたものが表れると思っています。今回のSAMURAI BLUEも、多くの人たちの思いと、日本サッカーが積み重ねてきたものを背負って世界に挑みました。
この作品には、大会期間中のチームの姿と、あの舞台を経験したからこそ生まれたさまざまな思いが刻まれています。結果だけでは見えてこない葛藤や成長、世界と戦う中で得た自信や確信、そして突きつけられた課題。その一つひとつが、日本サッカーが次へ進むための大切な財産です。
私自身も選手としてワールドカップを経験しました。あの舞台で感じた手応えや悔しさ、そこで知った世界との距離は、その後の自分に大きな影響を与えました。大会が終わり、時間がたってから初めて見えてくるものもあります。
今回、私たちが目指していた「最高の景色」には届きませんでした。その事実と悔しさには、しっかり向き合わなければいけません。
一方で、この大会を通じて、日本サッカーがこれまで積み重ねてきたもの、そして世界を相手にできることが確実に増えていることも感じました。しかし、世界もまた進化し続けています。だからこそ、得た手応えを次への自信に変え、見えた課題から目をそらさず、さらに前へ進んでいかなければいけません。
そして、この挑戦は代表チームだけのものではありません。現地から、日本から、世界中から、たくさんの声援を届けてくださったファン・サポーターの皆さんも、このワールドカップをともに戦った仲間です。ともに喜び、ともに悔しさを分かち合ってもらえることに、改めて心から感謝します。
この作品を通じて、SAMURAI BLUEが見た景色だけでなく、その向こう側にあった多くの思いや支え、そして日本サッカーが積み重ねてきたものまで感じてもらえたらうれしいです。
すべての記憶を、次へつなげる。「最高の景色」への挑戦は、これからも続きます。今回の経験を力に変えて、日本サッカーに関わるすべての仲間とともに、また世界へ挑んでいきたいと思います。
