唐沢寿明がスーツアクター役でスタントに挑戦! 『イン・ザ・ヒーロー』製作決定

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唐沢寿明が50歳にしてスーツアクターとしてスタントに挑戦する、一大エンターテイメント映画『イン・ザ・ヒーロー』の製作が決定した。
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本作は、世界中の少年たちが夢中になった“特撮ヒーローもの”のキーパーソンである「スーツアクター」が主人公。ヒーローや怪獣などのスーツや着ぐるみを着て演技やアクション、スタントを演じる特殊な技能を持つ俳優のことで、その多くは堂々と顔を出して演じる「アクション俳優」になることを夢見ている。そんな確かな夢を持った男たちを情熱的かつピュアに描く本作は、アクション映画やヒーロードラマを影で支え続けてきた裏方や俳優に対するオマージュをふんだんに含んでいる。
主人公を演じるのは、ブルース・リーに憧れて10代の頃に実際にスーツアクターをしていた唐沢寿明。今回のオファーに「不思議な縁を感じています」と感慨深げ。9月からトレーニングもはじめており、「出来る限りスタントマンを使わずに自分で演じたい」と気合十分。しかし、年齢には勝てない部分もあるのか「せめて5年早くこの話を持って来てくれたら、とは思っています(笑)」とも…。
シナリオを担当した水野敬也氏は『夢をかなえるゾウ』が200万部以上を売り上げ、現在は『人生はニャンとかなる!』が60万部を突破する勢いでセールスしている、今最も注目を集める作家。本作は水野氏初のオリジナル・シナリオによる映画化となる。そして、メガホンをとるのは『ボーイ・ミーツ・プサン』『EDEN』の武正晴監督。スーツアクターたちの日常と情熱を一級品のエンターテイメントに引き上げる。
ブルース・リーを崇拝する本城渉(48歳)は『下落合ヒーローアクションクラブ』の社長兼スーツアクター。その道25年の大ベテランで、今も満身創痍の身体ながら仕事に励んでいる。生意気な新人俳優・一の瀬リョウ(21歳)とは最初は気が合わなかったが、ある事件を境に打ち解けるようになる。そんな折、リョウがハリウッド映画への出演をオーディションで勝ち取る。だが、クライマックスシーンで、大落下し炎にまみれて戦う映画史に残る殺陣をする筈だったアクション俳優が、危険を理由に降板。困った映画スタッフは、日本一のアクション俳優の評判を聞き、本城に白羽の矢を立てる。本城はこの危険なアクションを引き受けるのか…。
唐沢寿明主演『イン・ザ・ヒーロー』は、2014年秋全国公開。