火花散るハードボイルドさが凄い『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』の男達に釘付け
海外ドラマ
2013年6月より、米ケーブル局のSHOWTIMEでスタートしたハードボイルド調サスペンスドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』は、同局の『HOMELAND／ホームランド』や『デクスター』を上回る人気で、SHOWTIME史上ナンバー1の視聴者数を記録しただけでなく、放送開始約2週間後にはシーズン2の製作も決定と、全米中を熱狂させている。そんな話題作が早くも日本上陸、3月14日（金）22時からからスーパー！ドラマTVにてスタートする。
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物語の主人公は、ハリウッドセレブから絶大な信頼を得るレイ・ドノヴァン。彼はセレブたちが起こしたトラブルを、迅速かつ極秘裏に解決する敏腕“フィクサー”だ。それゆえ、彼の元には表には出せない、厄介な依頼が数多く舞い込んでくる。朝起きたら女がドラッグの過剰摂取で死んでいた、とバスケットのスター選手から連絡が入ったかと思えば、主演映画の公開が控えるアクションスターのゲイ疑惑を払しょくしてくれと頼まれ、敏腕映画プロデューサーからは愛人監視の依頼が。どれも一筋縄ではいかない案件だけに、レイは優秀な部下アヴィとリーナに的確な指示を出し、見事な連携プレイでセレブの窮地を救っていく。華やかなハリウッドにおいて、闇の部分をつづる“フィクサー”の仕事パートが、物語の見どころの1つだ。
そして、もう1つ注目したいのが、レイを取り巻く家庭環境である。優秀、かつ冷酷な“フィクサー”のレイだが、家に帰れば、良き父であり、優しい夫だ。また、パーキンソン病を患う元ボクサーの兄テリーや、幼少時代に神父から性的虐待を受け、アルコール依存症に苦しむ弟バンチーのことを常に気にかけてもいる。そんなある日、殺人を犯して刑務所に収監されていた父親のミッキーが仮出所してきたことで、状況が一変する。ミッキーとレイには過去を起因とした何かしらの確執がある模様で、レイ以外の人物がミッキーを受け入れていくなか、レイだけはかたくなにミッキーを拒否する。
一見、紳士的で穏やかなミッキーだが、仮釈放で出所した後すぐに神父を射殺するなど、冷酷非道な一面も。ミッキーは敵なのか、味方なのか――予測不可能なミッキーの存在が、人間ドラマを抜群に面白くしている。そんなレイを演じるのは、演技派で知られるリーヴ・シュレイバー。一方、父親ミッキーに扮するのがアカデミー賞俳優のジョン・ヴォイド。名優2人のガチンコ演技勝負は、何気ない会話ですら、すさまじい緊張感が！ 火花が飛び散るこの名バトルは、もちろん必見。また、『ヴェラ・ドレイク』のエディ･マーサン、『世界にひとつのプレイブック』のダッシュ･マイホック、『Lの世界』のキャサリン・メーニッヒなど、脇を固める役者もベテランぞろい。ハマること請け合いだ。
『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』は、海外ドラマ専門チャンネル スーパー！ドラマTVにて3月14日（金）22時より独占日本初放送。
また、3月9日（日）21時～22時まで、『スーパー！ドラマTV presents「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」＃1』をBSスカパー！にて無料放送。
