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原恵一監督最新作アニメ『百日紅』2015年公開決定!江戸が舞台の大娯楽群像劇

アニメ

原恵一監督の最新作は江戸が舞台の大娯楽長編アニメーション
原恵一監督の最新作は江戸が舞台の大娯楽長編アニメーション (C)2014 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

 『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などのアニメーション映画を始めとして、昨年度は映画『はじまりのみち』で実写監督にも挑戦して国際的にも高い評価を得ている原恵一監督の待望の新作『百日紅』の制作が決定した。

【関連】原恵一監督が杉浦日向子の漫画代表作「百日紅」をアニメ映画化!

 原作は、著名な江戸風俗研究家であり、漫画家・文筆家である杉浦日向子の漫画代表作「百日紅」。舞台は江戸時代。庶民が好んだ、江戸の風俗を描く浮世絵師として生涯、浮世絵を描き続け、今なお世界中を魅了し続けている葛飾北斎。彼を支え続け、自身も浮世絵師として後に北斎名義で大量の作品群を残したと言われている娘・お栄(のちの葛飾応為)。二人を通して絵を描く人間たち、江戸に生きる町人たちとの交流を描いた原作を、原監督が大娯楽群像劇として描き出す。

 アニメーション制作スタジオには『ももへの手紙』『攻殻機動隊ARISE』など数々のハイクオリティ・アニメーション映画を発表し続け世界でも高い評価を受けているプロダクションI.Gが名を連ねる。

 アニメのカンヌ映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」(6月9日~14日)で本作の製作発表を行う予定になっている原監督は、「杉浦日向子さんの作品の中でも、特に『百日紅』は現実と幻想、人の生死や日常、季節の移り変わりが、とてもリアリティある描写で描かれていて、画面も変化に富んだ作品が作れると感じました。本作を映像化するにあたって、現実味のある『時代劇』にしたいと思うのと同時に、杉浦日向子さんという素晴らしい作家のことをもっと知ってもらえたら嬉しいです」とコメントを寄せている。

 遥か200年の時を越え、江戸と東京が一筋に繋がる、全世界待望の大娯楽長編アニメーション大作『百日紅』は2015年全国公開。

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