海外ドラマから異例の映画化『ヴェロニカ・マーズ』日本上陸!資金はファンから調達

『マトリックス』のジョエル・シルバーが製作総指揮を務め、最近では『アナと雪の女王』でアナ役の声を務めたクリステン・ベルが主演し人気を博した海外ドラマシリーズ『ヴェロニカ・マーズ』の劇場版『ヴェロニカ・マーズ [ザ・ムービー]』のブルーレイ&DVDが、6月4日より発売する。
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女子高生探偵が活躍する青春ミステリー海外ドラマ『ヴェロニカ・マーズ』は、2004年から2007年までアメリカで放送され、10~30代を中心に視聴者を獲得し、評論家からも賞賛された。日本でも上陸するやいなや人気が高まり、シーズン3終了後もファンから続編の声が多く寄せられていた。
映画化に至っては、主演のクリステン・ベルとクリエイターのロブ・トーマスがクラウドファンディングサービス「Kickstarter」を通じて映画化に必要な資金援助を募ったところ、世界中から延べ9万1535人の支援者が集まり、計570万2153ドル(約5億5300万円)の資金を調達。映画化が現実のものとなった。ファンからの大きな支えを得て念願の映画化決定となった際にクリステンは「私は今、この世界中で一番ハッピーなブロンド娘よ」と喜びを伝え「約束するわ。この映画に私の全身全霊をかけるとを」と決意を表していた。
また、全米公開時にクリステンは「宇宙の何らかの力が働いて、映画化に至ったような気がする。『ヴェロニカ・マーズ』が復活するのは必然的だった」とコメント。本作を“困難にめげずに立ち向かう女の子の話”と説明するクリステンは、自身が演じる主人公ヴェロニカについて「彼女は何度も何度も打ちのめされるけど、その都度立ち上がる。最高にカッコよくて、面白くて、これ以上ないってほど完璧なセリフを言うの。みんなの言いたいことを代弁してくれる」と魅力を語ってくれた。
TVシリーズから9年後を描く劇場版では、女子高生だった主人公ヴェロニカも、ニューヨークの大手法律事務所に勤務する弁護士へと成長。そんなある日、殺人容疑を着せられた元彼のローガンから電話がかかってくる。ローガンの弁護士を探すためにネプチューンに戻ったヴェロニカは、ローガンが取り調べで不当な扱いを受けていることを知り、いつの間にか封印していたはずの世界に引き戻されていくのだった。
本作には、ヴェロニカの恋人役のジェイソン・ドーリング、ヴェロニカの父親役のエンリコ・マーズの他、多くのオリジナルキャストやスタッフも顔を揃えている。さらには、『ダイ・ハード4.0』のジャスティン・ロングのカメオ出演も。特典映像には、製作秘話、未公開シーン集、NG集なども収録されている。
『ヴェロニカ・マーズ [ザ・ムービー]』ブルーレイ&DVDセット(2枚組/税抜3790円)は、6月4日発売、同日レンタル開始。また、TVシリーズと劇場版がセットになった『<初回限定生産>ヴェロニカ・マーズ コンプリート・コレクション BOX』(DVD34枚組/税抜1万4800円)も同日発売。