官能的ヴァンパイアドラマ『トゥルーブラッド』、ミュージカル版を企画か

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アメリカでは6月22日に最終シーズンの初放送を迎えるHBOの人気海外ドラマ『TRUE BLOOD トゥルーブラッド』。大人が楽しめる官能的なヴァンパイアドラマの終焉を惜しむ声が多いが、本ドラマのミュージカル企画が上がっているという。
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全シーズンを通してドラマの音楽を担当してきた作曲家ネイサン・バーが現地時間6月17日、ハリウッドで開催された最終シーズンのプレミアのレッドカーペットで明かしたそうだ。「僕がHBOと(番組クリエイターの)アラン・ボールに提案した企画なんだ」と、AP通信に話している。
さらに本ドラマの中心人物の一人、ヴァンパイアのビル・コンプトンを演じるスティーヴン・モイヤーが、企画を売り込むためのサンプル曲を歌ったそうだ。スティーヴンは昨年、米NBC局で放送されたミュージカル特番『サウンド・オブ・ミュージック』で歌声を披露していた。
企画は初期段階ということで詳細は未決定。製作が確定しているわけではないが、ミュージカル版でも、テレパシー能力を持つウェイトレス、主人公のスーキー・スタックハウスを中心にストーリーが展開する予定だそう。「ドラマのルーツに回帰したいんだ」とバー。スーキーを演じるアンナ・パキンが出演に興味を示しているかは不明だ。
人間とヴァンパイアが共存する世界を過激に大胆に描いた本シリーズ。最終シーズンを迎えるにあたり、米誌「Entertainment Weekly」最新号では、棺桶の中で全裸のスーキー(アンナ)がビル(スティーヴン)に抱かれている姿で表紙を飾った。ちなみに2010年には「Rolling Stone」誌の表紙で、アンナ、スティーヴン、アレキサンダー・スカルスガルド(エリック役)が全裸で血まみれという姿を披露し話題に。
果たして、そのセクシーで魅惑的で衝撃的な世界はミュージカルとして引き継がれ、ヴァンパイアのごとく生き続けるのか。続報を待ち望むファンはきっと多いはずだ。