キルステン・ダンスト「私は少女から“一人前”になれた」子役から女優への転換を語る

幼少期からモデルやCMタレントとして活躍し、1994年の映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で人気子役スターになった女優キルステン・ダンストンが、子役から俳優への転換の難しさを語った。
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映画やテレビで大活躍の末、天才子役と謳われ将来を期待された子役が、いつのまにか表舞台から姿を消していることは多々あるが、キルステンは「(子役からの)転換は、私たちの多くには起こらないことなのよ」と、米ファッション・カルチャー誌「Flaunt」で語った。
「もし起こるなら、役者になるべくしてなるということだと思う。子役の多くがやめるか、転換が難しすぎて先に進めない。それに子役が大人の俳優になるのを見たがらない人たちもいるわ」とキルステン。「私は今32歳だけど、私が転換できたのは(ソフィア・コッポラ監督の)『ヴァージン・スーサイズ』があったからよ。この映画の助けがあったからこそ、私は少女から“一人前”になれたんだわ」と分析している。
明らかに子役から女優への転換が成功したキルステン。その後、『スパイダーマン』シリーズのヒロインを演じ、デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督作『メランコリア』(12)では第64回カンヌ国際映画祭の主演女優賞を獲得した。
それでもキルステンは、自信を持つことが難しいそうだ。自分で脚本を書き監督することに興味があるか尋ねられると、「そんなことができる自信が自分にあるか悩むところね。自分をさらけ出し、脚本を書いたり監督したりするのはどうかしら。それって自分を無防備な立場に置くことだわ」とコメントした。