ニモが危ない!過激すぎる「環境保護」訴えの動画公開

『ファインディング・ニモ』のニモのモデルにもなったクマノミが、サンゴの上を優雅に泳いでいる。実はクマノミが泳いでいたのは、キッチンに置かれたブレンダーの中。そして最後にはブレンダーのスイッチが入って……。
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思わず息をのむこの動画は、クマノミの生息するグレートバリアリーフが危機にさらされていることを訴えるもの。
実はインドの大企業Adaniグループが、新しい石炭埠頭の建設を計画。その港湾工事で発生する土砂を、グレートバリアリーフ海洋公園の海域へ投棄する予定だ。しかもこの計画を、オーストラリア当局が許可してしまった。土砂によりサンゴや海藻が窒息する危険性があるだけではなく、土砂に含まれる有害物質の影響でグレートバリアリーフの消滅が早まるのではないかと言われている。
まさしく、グレートバリアリーフの自然や生態系はブレンダーに放り込まれ、人の手によりスイッチが入れられそうになっているのだ。
この過激ともいえるメッセージ動画は、グレートバリアリーフを守ろうと、環境保護団体Greenpeaceが制作したもの。同団体では現在、反対運動の賛同者を求めている。