病気療養中の市村正親、“息子”井上芳雄へメッセージ「パパの帰りを待っていて」

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ミュージカル『モーツァルト!』の製作発表会見が7日都内で行われ、井上芳雄、山崎育三郎、花總まり、平野綾、ソニン、香寿たつき、春野寿美礼、山口祐一郎、訳詞・演出を担当する小池修一郎が登壇した。
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『エリザベート』『レディ・ベス』で知られるミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)とシルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)、小池修一郎(訳詞・演出)のゴールデントリオが手掛ける本作。人間・モーツァルトの歓喜と苦悩の生涯を、流麗な音楽と壮大なスケールで描いた大人気ミュージカルが、新たなキャストを迎えて上演される。
今回、5度目にして最後のモーツァルトを演じる井上は「この役は僕が経験してきた中で一番と言っていいくらいハードな役。青春も終わったことですし、体力的にもそろそろキツい(笑)」と冗談を交えながら“最後”とする理由を語り、「モーツァルトは35歳で亡くなっていて、僕も35歳。35歳まで演じられたらと前々から思っていたので幸せです」と感無量の思いを語った。
井上と同じくダブルキャストで、2010年の公演に続き2度目のモーツァルトを演じる山崎は「前回は初めての主演ということで、不安と緊張で記憶がないくらい。それから4年経ち色んな経験をさせていただいたので、今の自分が出来るすべてを出し切りたい!」と期待に胸を膨らませていた。
またモーツァルトの父、レオポルトを演じる市村正親は胃がん手術後の療養のため会見を欠席したが、「井上さん、山崎さん演じる二人の息子たちへ、平野さん、ソニンさん演じる二人の娘たちへ、パパの帰りを待っていてください」とコメントを寄せ、これに感動した井上は「市村さんは演劇界のお父さん。お父さんがいないのは不安ですが、再び稽古場に帰ってくる再会の時を楽しみにしています」と市村の一日も早い復帰を祈った。
ミュージカル『モーツァルト』は東京・帝国劇場にて11月8日(土)から12月24日(水)まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて2015年1月3日(土)から1月15日(木)まで上演。