デーブ・スペクターがNew York Timesに登場 「日本で成功した理由」とは?

8月22日、米大手新聞New York Timesのウェブ版に、日本で活躍しているタレント、デーブ・スペクターが紹介された。日本での芸能生活30周年を迎え、長続きの理由を追っている。
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彼が初めて日本のテレビに登場したのは、バブル経済まっただ中の1984年。この時期に外国人タレントのブームが起こったことを、同サイトでは「世界からどのように見られているのかを知ることで、ナルシスト的な満足を得ていた」と分析している。
デーブは小さい頃から、テレビ番組のジョークをノートに書いていたのだとか。小学校5年生のときに日本人の同級生から漫画を見せてもらってから、ジョークだけではなく日本文化にものめりこむ生活が始まった。土曜日には日本語のクラスに通い、1983年にはその語学力を認められて、当時働いていたABC放送局がデーブを日本に派遣した。
帰国後に友人に自慢がしたいからという理由で、1984年に日本のテレビに出演。すぐにポンポン飛び出すダジャレと、その緩さがウケてテレビ出演依頼が増え、「気が付いたら有名人になっていた」のだという。
日本やその繊細さを尊重して、番組内でもプライベートでも対立を避け続けてきたことが、生き残った理由だと、デーブは考えているようだ。最近では、ワイドショー内で首相の靖国神社参拝について、率直な意見を返したこともある。「国内の神経質な話題についても、話をさせてもらえるようになった。私が本当に成し遂げたことはこれだと感じている」と、デーブは同サイトに語っている。