ミシェル・ゴンドリーの体験型展覧会開催!憧れのセットで短編映画を制作しよう

フランス映画界の鬼才ミシェル・ゴンドリーの、創作活動を追体験できる展覧会『ミシェル・ゴンドリーの世界一周』が東京都現代美術館にて9月27日より開催される。
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音とシンクロして流れる車窓景色、劇中劇のごとく舞台装置を大胆に使った画面など奇抜な表現で知られるゴンドリーの作品だが、彼のイマジネーションの根底にあるのはジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』(1902)に見るようなハンドメイドの映像魔術。
莫大な予算や特別な技術がなくても誰でもアイディア次第で映像作家になれる。本展覧会では、そんなメリエスの考えを踏襲するゴンドリーの、世界で活躍する映像作家としての顔と、アマチュア映画愛好家としての魅力に2部構成の展示で迫っていく。
第1部の「ホームムービー・ファクトリー」は、10人ほどのグループで、脚本からキャスティング、演出、撮影までを3時間で行うワークショップ型の展示。喫茶店・電車・森・オフィスなど、12の映画セットでその日出会った人々とオリジナル短編映画を作る。小道具や衣装も貸し出しており、インストラクターがいるので映像機器の知識や演技経験がなくても安心。セットの見学や、他の人が作った作品の鑑賞のみも可能だ。
第2部の「Around the World in 19 Videos」ではゴンドリー製作のミュージックビデオをインスタレーション形式で紹介。有名なDaft Punk『Around The World』から最新作のMetronomy『LOVE LETTERS』まで、新旧19の名作を一挙披露する。
また、『ムード・インディゴ うたかたの日々』(13)に登場する睡蓮の花や、『恋愛睡眠のすすめ』(05)の1秒タイムマシーンなど、映画で実際に使われた小道具も展示。
見るだけでなく自ら制作できる本展覧会で、ゴンドリーの世界にどっぷり浸ってみては?
『ミシェル・ゴンドリーの世界一周』展は9月27日(土)から2015年1月4日(日)まで東京都現代美術館にて開催。