<TIFF2014>小松由佳&諏訪部順一『アップルシード』は日本語版作る気持ちで

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28日、東京・TOHOシネマズ六本木にて行われた第27回東京国際映画祭特別招待作品『アップルシード アルファ』の舞台挨拶に、ボイスキャストを務めた小松由佳、諏訪部順一、悠木碧、高橋広樹と、監督の荒牧伸志、およびメインテーマ楽曲を手掛けた中田ヤスタカが登壇し、完成した作品に対してのそれぞれの思いを語った。
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本作の制作にあたり、荒牧監督は「メインキャラクターであるデュナンとブリアレオスの関係にフォーカスしたいと思いこだわりました。結果としてこの設定には自分のわがままを通した格好にはなりましたが、スタッフやキャストの協力でこのような形にできたことを感謝したいと思っています」と、作品が思い描いたものになった充実感を感じている旨を語った。
「普段のアーティストへの楽曲提供とは違い、画に音がどう乗るかが重要だと思いました」と語るのは音楽を担当した中田。「この作品は、重量感たっぷりのメカが軽々と動くような重さが、見えてくる印象としては大きいので、その質感を意識しました」と楽曲制作の意図を明かす。その音楽に対して荒牧監督は「音楽が乗ることで画の印象が変わるという興味深い経験をしましたが、自分の期待以上のものになったと思います」と、その出来ばえに非常に満足している様子だった。
日本語の吹き替えを担当したキャスト陣、特に小松と諏訪は“吹き替え”ではなく、“日本語版”を作るという意識でアフレコを行ったそう。悠木は声優陣全員が絶賛の仕上がりになっていると本作をアピールした。
また、今回は合わせて青文字系モデルのゆらが、劇中のキャラクターであるデュナンのコスチュームにて登場、ブリアレオスと共に、作品の日本初公開に華を添えた。
『アップルシード アルファ』は2015年1月17日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほかにて全国23館で公開。