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六本木ヒルズ・森美術館に宿泊できる!? 参加型アート展とは

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『リー・ミンウェイとその関係展』で開催中の「砂のゲルニカ」(上)と「プロジェクト・ともに眠る」(下)
『リー・ミンウェイとその関係展』で開催中の「砂のゲルニカ」(上)と「プロジェクト・ともに眠る」(下) クランクイン!

 人との関係性や交流をテーマに活動を続ける台湾出身のアーティスト、リー・ミンウェイ(李明維)のプロジェクトを一挙公開する『リー・ミンウェイとその関係展』が現在、東京・六本木ヒルズの森美術館で開催中。この展覧会では、美術館内に宿泊できるという貴重なプロジェクトが行われて、話題を呼んでいる。

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 本展覧会は、さまざまな観客参加型のアートプロジェクトを展開し、世界的に活躍しているリー・ミンウェイの過去20年間の代表作を一堂に会した初の美術館回顧展。観客は、「見る」だけでなく、「話す」「贈る」といった、さまざまな行為を通してプロジェクトに参加することができる。

 注目したいのは、場内に設置された寝室でアーティストと語らい一夜を過ごそうという「プロジェクト・ともに眠る」と、場内に設置されたお茶の間でアーティスト(もしくは美術館スタッフ)とともに当選者だけが参加できる二人の食事会を楽しむ「プロジェクト・ともに食す」だ。 美術館内に宿泊したり、飲食できる機会は大変貴重なこと。見知らぬ人と一夜を過ごしたり、食をともにすることで、関係性や信頼について改めて考えるきっかけになるだろう。館内展示脇にて参加応募受付中なので、気になる人はチェックしてみてほしい。

 他にも展覧会では、生花を帰り道に知らない人にプレゼントする企画「ひろがる花園」や、場内に設置されたブースで手紙を書いたり誰かが書いた手紙を読める「プロジェクト・手紙をつづる」も開催中。今月16日には、ピカソの傑作「ゲルニカ」を、リーが美術館内に再現した砂絵作品の上を観客たちが歩き、最後にはリーが自ら破壊するという「『砂のゲルニカ』パフォーマンス」も行われ、多くのギャラリーを集めた。

 『リー・ミンウェイとその関係展』は、2015年1月4日まで六本木ヒルズ・森美術館にて開催中。

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