広末涼子、「命を懸けて演じたい」愛娘を残して逝った母親役に意気込み

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2015年公開予定の映画『はなちゃんのみそ汁』の製作発表記者会見が4日、東京都内で行われ、広末涼子、滝藤賢一、一青窈、阿久根知昭監督、そして原作者である安武信吾と安武はな親子が出席した。
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13万部突破のベストセラー・エッセイを、映画『ペコロスの母に会いに行く』の脚本家・阿久根知昭が映画化。癌を患い33歳の若さで亡くなった千恵が、当時4歳の愛娘・はなちゃんにみそ汁作りを通して深い愛情と生きていくための強さを伝えた実話を描く。
千恵を演じる広末は「ドキュメンタリー番組で、はなちゃんの事を知っていたので二つ返事で引き受けた」といい「脚本を読んで沢山笑って泣きました。声を出して笑いそうなくらいなのに、涙が止まらなかった。読んだのが(仕事への移動中の)飛行機だったので、メイクさんに怒られると思って、到着した先で保冷剤を買いました」と温かい涙に包まれた事を振り返った。
またこの日初対面したはなちゃんから「お母さんは広末さんみたいに美人じゃないけれど、笑顔がとても似ているなって思いました」と無邪気に言われると、広末は「勝手に抱きしめたくなっちゃいました。凄く素朴で(はなちゃんが作る)お味噌汁と共通するホッとするような温かさを感じました」と母性をくすぐられた様子。
撮影スタートは来年の4月を予定しているそうで「流した涙は、悲しい、辛い、苦しいという涙ではないと私は感じました。はなちゃんはもちろん、空にいるママにも笑い泣きしてもらえる作品にしたい。命を懸けて演じたい」と熱演を誓った。